2019-01-01から1年間の記事一覧
戦いに勝って平和が訪れる『Quiet Storm: The Ron Artest Story』 今年2019年のNBAドラフトにて、八村塁が初の日本人選手が10位内でドラフトされた。それを機に、日本でもNBAやバスケットボールの話題が増えて、NBAファンの私にとって、とても嬉しいことであ…
知ってるつもり?!デバージ家族の栄光と影『The Bobby DeBarge Story』 正直に書くと、 デバージについて明るくない。この映画にも出てきた刑務所の男と私は同じで、 デバージと言えばエルかチコだし、「I Like It」と「Rhythm Of The Night」くらいしか思…
面白いに決まっているモハメド・アリ映画『What's My Name: Muhammad Ali』 「モハメド・アリ映画に外れなし」。これは、長年映画を見てきた私の定説だ。特にドキュメンタリーは外れがない。とはいえ、映画を沢山見て来なくても、モハメド・アリという人物を…
小さな黒船リル・ヨッティの大きな可能性『How High 2』 小さな黒船ラッパー、リル・ヨッティ主演の作品。かつてウータン・クランのメソッド・マンとレッドマンというゴールデンコンビが出演したマリファナ映画『How High / ビー・バッド・ボーイズ (2001)』…
人生は自分のものと知らない女性たち『ジョイ: 闇と光の間で』 生まれた時からついてない人生。自分ではそう思っていたけれど、それでもたまに私は恵まれていただけじゃないか?と思ったりも思ったりする。この映画を観た後は、私は平凡で普通な良い人生に恵…
映画が変えた5人の人生『ボクらを見る目』 視覚によるインパクトとは効果絶大だなーと、この映画が配信が開始になって、改めて思った。この映画は実際に80年代にニューヨークで起きた「セントラルパーク・ジョガー事件」を元にドラマ化された作品だ。強姦・…
追悼ポール・ベンジャミン 名俳優ポール・ベンジャミンが他界したというのを彼が出演していた『The Five Heartbeats / ファイブ・ハートビーツ (1991)』のロバート・タウンゼント監督のツイートで知った。I am so sad to hear about the passing of Paul Ben…
『ボクらを見る目』と共に観て欲しい作品集 先日Netflixにて配信された『When They See Us / ボクらを見る目 (2019)』を観た人たちは色々と衝撃を受けたらしく、大きな反響を受けている。「これが事実だなんて酷すぎで、観るのが辛かった」…この意見が多かっ…
ワンダーウーマンが語る今『ワンダ・サイクスのどうかしてる!』 一番好きなコメディアンは?と訊かれるとちょっと困る。私のアイドル的存在なデイモン・ウェイアンズを選ぶべきか、それとも神リチャード・プライヤーと答えるべきか... レッド・フォックスも…
描かなくてもハッキリと見える物『シー・ユー・イエスタディ』 前にも書きましたが、「これ観て欲しいんです!」と言われると嬉しい。信用されているみたいで。Twitterのフォロワーさんに「是非見てください!」と言われて見ました!ありがとうございました…
今なぜまた『シャフト』なのか?をじっくり考える この映画が公開前に、私は『Shaft / 黒いジャガー (1971)』から順にTVシリーズ『Shaft / 黒いジャガー (1973-1974)』まで含めて時間を掛けてじっくりと再見した。新しい『シャフト』の前に、それをやったこ…
2000年版『シャフト』の意味をやっと理解した瞬間 哀れな私をお許しください。この映画公開時、私は全くと言って良い程理解していなかったように思います。今回、『Shaft / 黒いジャガー (1971)』から順番を追ってしっかりと再見してようやく私の間違いに気…
ついでにTVシリーズ版『黒いジャガー』をおさらい! 70年代の『黒いジャガー』3部作を追いましたが、黒人映画で3部作というだけでも凄いことなのに、TVシリーズ化までしているのです!これって、本当に…本当に凄い事なんですよ。あり得ない位。しかもアメリ…
ないない尽くしのアフリカ作戦『黒いジャガー/アフリカ作戦』 シャフト・シリーズ3作目の今回は、もちろん3作目の『Shaft in Africa / 黒いジャガー/アフリカ作戦 (1973)』ですね!今回は、ゴードン・パークス監督も原作・脚本のアーネスト・タイディマン…
シャフト旋風衰えなし!『黒いジャガー/シャフト旋風』 という訳で、先日の『Shaft / 黒いジャガー (1971)』から引き続きシャフトで、2作目になるこちらの作品を。こちらも引き続き監督はゴードン・パークスで脚本は原作者でもあるアーネスト・タイディマン…
なぜジョン・シャフトは70年代に誕生し愛されたのか?『黒いジャガー』 6/14からアメリカでは劇場公開、日本では配信開始予定の『Shaft / 日本未公開 (2019)』を前に、今なぜまたシャフトなのか?じっくり考えたいと思った。『Moonlight / ムーンライト (201…
恐るべしベテラン女優アルフレ・ウッダード『ライフ・アズ・ファニータ』 アルフレ・ウッダード主演。最近だと、『Marvel ルーク・ケイジ』のマライア役と書けば分かりやすいかな?ベテラン女優の1人で、マーティン・リット監督の『クロスクリーク』(1983年…
え?嘘でしょ???私、戻ってるぅうう~~『Little』 今やヒットメーカーとなったプロデューサーのウィル・パッカー。昔は、エロサスペンス映画を量産していたが、『Think Like A Man / 魔法の恋愛書 (2012)』辺りでコメディアンのケヴィン・ハートを起用し…
分からない世界『Black Memorabilia』 『Tales from the Hood 2 / 日本未公開 (2018)』でも描かれた「ブラック・メモラビリア」。アンティークの黒人の人形だったり、置物だったり、看板だったり。バービー人形の黒人ではなく、黒人のステレオタイプを誇張し…
『ゲット・アウト』を超えられるのか?『Thriller』 『Get Out / ゲット・アウト (2017)』を大きく当てたブラムハウス。第2のジョーダン・ピールを探そうと、ブラムハウスも積極的になっている感じを受ける。その役割に抜擢された一人が、ダラス・ジャクソン…
映画秘宝7月号 本日5/21(火)発売の映画秘宝7月号に、先日他界したジョン・シングルトンの追悼文を寄稿しました。大好きな人たちの追悼文の執筆は私には辛すぎる、しかもこんな早くに書くとは思わなかった。でも誰かが書かないとならないならば、やっぱ…
美しく、そして分かりやすい『Guava Island』 ドナルド・グローヴァー aka チャイルディッシュ・ガンビーノ。今や、映画&TV系のエミー賞やゴールデングローブ賞、更には音楽系のグラミー賞にまで顔を出す、立派なスターの座を確立した人である。即ち、何か…
好きかも?好き。そしてこれ最高に好き!『The Burial of Kojo』 映画というのは不思議なもので、始まる前の前評判から「好きかも?」と思ったり、1コマ目から「好き」と感じてしまう映画があったり、ラスト1コマ目に「これ最高に好き!」と思ったりしちゃう…
3度も映画化されたからこそ見えた現代こそホラー『Native Son』 アメリカ黒人文学を代表する一人リチャード・ライト原作『アメリカの息子』3度目の映画化。って、これって凄いことだよね。同じ話を3回もやるって。昔話的にみんなが知る話と言っても過言じゃ…
ENGLISH JOURNAL 6月号 5/7(火)発売のアルク出版English Journal 6月にて、「ブラックムービーとアカデミー賞」という記事を寄稿しております。主にスパイク・リーとアカデミー賞の関係性を書いておりますので、是非よろしくお願いいたします!カラーペー…
ジョーダン・ピール監督が一番恐ろしい『Us』 『Get Out / ゲット・アウト (2017)』の大成功で一躍時の人になったジョーダン・ピール監督の最新作。またもやホラー映画。一応書いておくけど、元々はコメディの人。今回は『Black Panther / ブラックパンサー …
ユリイカ 5月号 2019/04/27(土)発売のユリイカ5月号にて寄稿しております!今回はスパイク・リーの特集!!!ということで、たっぷりとスパイク・リーについて書いております。綾戸智恵さんや中田亮さんのようなミュージシャンから、荒このみさんのような…
押せば生命の泉湧くマハマト=サレー・ハルーンという映画監督『A Season in France』 絶対に私のツボを外さない映画監督の一人、マハマト=サレー・ハルーン監督の最新作。2文目にいきなり結論を書いちゃうけど、今回の最新作も文句なしの5点満点!過去の…
さようならマディア!最後の乱闘『A Madea Family Funeral』 舞台としてはその前からだが、映画としてはタイラー・ペリーの映画デビュー作『Diary of a Mad Black Woman / 日本未公開 (2005)』から続いていた彼の代表作でもあるマディアおばさんの最終回!私…
映画秘宝 6月号 2019/04/20(土)発売の映画秘宝6月号の「サノスの倒し方大全!」特集に寄稿しております!ヒーローに夢中になるあまり、どうやって悪役を倒そうか?と真剣に考えていた小学生時代を思い出させる企画で、凄く楽しい妄想が出来て幸せでした。…