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まだまだずっと脳内は、L.A.リベリオン。この流れは、まだまだしばらく日本で続きます! というわけで今回は、L.A.リベリオンの一人、アライル・シャロン・ラーキンの作品。しかも、撮影はチャールズ・バーネット、コンティニュイティがジュリー・ダッシュ、音響がドン・エイミスというL.A.リベリオンな布陣である。まさにゴリゴリのL.A.リベリオン作品。なお、アライル・シャロン・ラーキンとドン・エイミスについては、「チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース」のパンフレットでは触れていない。しかし彼らもまた、L.A.リベリオンを語るうえで重要な存在である。何しろこのムーブメント、関わった人々がとても多く、さすがに全員を紹介することはできなかった。サイトの方で細々とアップデートしているので、そちらを参照してくださると嬉しい。そして、ヴィンセント役のマイケル・アディサ・アンダーソンは、『Daughters of the Dust / 海から来た娘たち (1991)』にてナナの孫イーライ役にて出演しており、彼もまたL.A.リベリオンの一人と言える。そんなメンバーが関わっているだけあって、これがまた実に「ザ・L.A.リベリオン・スペシャル作品」。観終わったあと、ふとした瞬間に場面がよみがえってくるような、残像が脳裏にこびりつくタイプの映画だった。
アラナ(マーゴット・サクストン=フェデレラ)は、アルバイトをしながら大学で芸術を学んでいる。同じ職場で働くヴィンセント(マイケル・アディサ・アンダーソン)とは気の合う仲で、よく一緒に時間を過ごしていた。ただし、それは恋愛関係というわけではない。少なくともアラナにとっては、ただ自然に付き合える友人だった。しかし、周囲はそうは見ない。そしてヴィンセントもまた、周囲から色々と言われてしまうことになる…
この作品が描くのは、周囲の環境や社会に漂う「イメージ」が、二人の関係にどう影響していくのかということだ。
街には性的な広告や看板が溢れ、友人たちは凝り固まった価値観を乱暴で横柄に口にする。そして日常のあちこちから、雑音のように下品な言葉が聞こえてくる。それらは決して直接的な暴力ではない。だが確実に、人を追い詰めるプレッシャーになっていく。アラナはとても魅力的な女性だ。赤がよく似合う。そして何より、自立していて性格も良い。彼女は時々、足を広げて座る。それはただ楽だからであり、自分のスペースを確保しているだけの自然なことだ。だが周囲はそう受け取らない。すぐに「行儀」という言葉で、彼女の振る舞いを押し戻そうとする。母からの手紙にも、同じような圧力が滲む。「彼氏とはどうした? 結婚しないのか?」。街の中でも、状況は変わらない。風でスカートがめくれれば、小さな男の子が「パンツ見えたよ」と無邪気に言う。その子の頭上には、水着姿の女性が描かれた大きな看板が掲げられている。ヴィンセントの友人は、道端で平然とプレイボーイ誌を読みながらアラナを値踏みするように眺め、ヴィンセントには「まだやっていないのか」と平気で聞く。近くで談笑する年配の男たちも、アラナに聞こえる距離で下品な会話を続けている。
人々が感じるプレッシャーは、いずれ暴力へと発展していく。もしそれらが存在しない、二人だけの世界だったなら―― きっと彼らは、ただ心地よい関係でいられたのだろう。
ジェンダーにまつわる社会のイメージを、これほど静かに、しかし鋭く浮かび上がらせる。そこはやはりL.A.リベリオンの系譜だ。そして、アラナやヴィンセントの微妙な表情の揺れ、さらには小さな男の子を取り巻く環境までを丁寧に捉えるカメラには、チャールズ・バーネットらしさがしっかりと刻まれている。やはり彼らにとってカメラは武器であったことを証明している。
(5点満点)
A Different Image / 日本未公開 (1982)
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