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A Madea Family Funeral / 日本未公開 (2019) 1682本目

さようならマディア!最後の乱闘『A Madea Family Funeral』

舞台としてはその前からだが、映画としてはタイラー・ペリーの映画デビュー作『Diary of a Mad Black Woman / 日本未公開 (2005)』から続いていた彼の代表作でもあるマディアおばさんの最終回!私はそれを聞いた時に心底ビックリした。タイラー・ペリーは常々「誰か一人でも見たいと思ってくれるならばマディアを続けていきたい」と語っていたし、多くの観客が続けることを望んでいた。だから彼がマディアを辞める日が来るとは思わなかった。しかも舞台でもマディアを辞めて、マディア完全終了となるらしい。マディアとは、60-70代女性で、非常にタフで率直な発言を繰り返し、ピストルをカバンの忍ばせ人々を威嚇したりするも、愛情を持った女性。「ハチャメチャ」という言葉がピッタリ。日本でも公開中の『バイス』などに出演したペリーにも、色々な心境の変化があったことでしょう。お察しいたします。

ヴァイアン(ジェン・ハーパー)とアンソニー(デレク・モーガン)の40年結婚記念日をサプライズで計画していた2人の子供たち。しかしアンソニーは浮気中。しかも相手は... そして親戚のマディア(タイラー・ペリー)やジョー(タイラー・ペリー)やバムおばさん(カシー・デイヴィス)やハティ(パトリース・ラブリー)という賑やかな4人をブライアン(タイラー・ペリー)が連れて来て結婚記念日のパーティに到着。波乱の結婚記念日が幕を開ける...

と、あれ?タイトルお葬式じゃないの?って感じですよね。まあいつも通り色々あって途中でお葬式になります。今回笑っちゃう人がカメオ出演して最後を盛り上げている。今回もテーマとか設定とかが、凄くマディア映画ですね。浮気とか不誠実とか、タイラー・ペリーはそこ描くよね。そういう日常でありそうなことをキリスト教に沿って説くゴスペル映画の第一人者だからこそ、ファンは多い(特に南部に多い)。最近はパターン化してきてしまったけれど、何だかんだとマディアが出てきた時は面白かった。ソファーをチェーンソーで真っ二つにしそうになったり、男をフライパンで殴ろうとしたり... 色々あったなーと。やっぱり寂しい。マディアといえばピストルだけど、最近では時代を考慮してか、いつからか出なくなった。持っている風を演出することはあったけれど。そして、男性が女性を演じるのも、それなりに批判はあった。そういうのも全て含め、マディアの時代じゃないのかもと、凄く感じました。

さようなら、マディア!いままでありがとうございました。楽しかったよ。その時代が来たら、いつかまた会えそうな気がするよ。

(3点:1682本目)

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