”We ain't free unless not single slave ain't free".

3部作まで作られたチャーリー・シリーズの2作目。もちろん前作『The Legend of Nigger Charley / ブラック・サンダー (1972)』が割りと好評だったから作られた。前作でプロデュースしていたラリー・スパングラーが監督をしている。今回ももちろんフレッド・ウィリアムソンが主役で、ダーヴィル・マーティンがサイドキック。加えて『Blacula / 吸血鬼ブラキュラ (1972)』のデニス・ニコラスが参加。
大軍で小さな町に押し寄せ、黒人を捉えて縄で繋いだ。彼らは大農園で働かせる奴隷として捕らわれていたのだ。そこにたどり着いたのが既に伝説と化していたチャーリー(フレッド・ウィリアムソン)とトビー(ダーヴィル・マーティン)。両親を亡くしたマーセロアス(カーク・キャロウェイ)を見つけて保護した。チャーリーとトビーは奴隷たちを開放するために闘うが...
前作同様に心意気は良い。が、今回のは内容的に『Buck and the Preacher / ブラック・ライダー (1972)』と酷似しており、あちらの方が先に公開されているので新鮮味に欠けている。フレッド・ウィリアムソンが主演なだけにこちらの方がお色気度と力尽く感は高め。正直、何見せられているんだと恥ずかしいシーンもある。セリフは単純明快。分かりやすい。分かりやすさとエンタメ性を追求した作品。
(3点/5点満点中)
The Soul of Nigger Charley / 荒野の襲撃・人質救出大作戦 (1973)