Wherever we go there’s trouble waiting for us.

差別語であるNワードを使ったタイトルが論争を巻き起こしたブラックスプロイテーションの問題作。そのブラックスプロイテーションの帝王フレッド・ウィリアムソン主演。『Dolemite Is My Name / ルディ・レイ・ムーア (2019) 』でウェズリー・スナイプスが演じたブラックスプロイテーションの名サイドキックであるダーヴィル・マーティン、そして『Sugar Hill / 日本未公開 (1973)』でサムディ男爵を好演していたドン・ペドロ・コリーが共演。『Mo' Money / モー・マネー (1992)』では主人公の父の元相棒で刑事だったジョー・サントスも出演。中々の役者揃い。
チャーリーは赤ちゃんの頃に母とともにアフリカから連れてこられた。20年経ち大人になったチャーリー(フレッド・ウィリアムソン)は、酷いマスターの下で奴隷として生活していた。母はチャーリーを自由にして欲しいと頼むが叶わず、仲間のトビー(ダーヴィル・マーティン)やジョシュア(ドン・ペドロ・コリー)等と逃亡を試みる。マスターが殺され、3人は凄腕の奴隷キャッチャーに追われるが...
どうしても見たくてアマゾンとかで売っているDVDで観ました。テレビ放映したのをVHS録画していて、それをDVDにしたような画像。画像は酷かったですが、内容は面白かった。フレッド・ウィリアムソンらしい何事にも屈しない絶対的な強さというか、叩かれても殴られても動じない精神力と態度という負けん気。そして華麗なやり取り。ストリートスマート。何をしても絵になる。内容はとてもファンタジーな作品なのだけど、そのウィリアムソンの姿勢がこの物語を現実かもしれないと思わせてくれる。やはりウィリアムソンは人々が望むような絶対的なヒーローである。その中でトビー役のダーヴィル・マーティンがコミカルでいいクッションになっている。そしてドン・ペドロ・コリー演じるジョシュアにはドラマがあって完全にやられてしまう。
こういうフレッド・ウィリアムソンが観たくて、彼の作品を手にとり夢中になる。強い。本当にこうだったら良かったのにと、映像で見て知ってしまった今はそう切望してしまう。