Cast >> Fred Williamson (Boss Nigger), D'Urville Martin (Amos), William Smith (Jed Clyton), R.G. Armstrong (Mayor), Don 'Red' Barry ....
Director >> Jack Arnold
Writer >> Jack Williamson
Producer >> Jack Arnold, Fred Williamson
Genre >> Western
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
The BOSS
ボス(フレッド・ウィリアムソン)とエイモス(ダーヴィル・マーティン)は賞金稼ぎをして色々な町を旅していた。ある日、白人達に襲われて身内を無くしたクレア=メエ(カーメン・ヘイワース)を助け、彼女の知り合いの居る見知らぬ町へやってきた。そこではシェリフが殺され、市長(R.G.アームストロング)独裁となっており、白人の町となっていた。そこでボスはシェリフに勝手になるが...
シンプルなウエスタンとブラックスプロイテーションが混ざった作品だ。とは言え、正統派ウエスタンでもないし、もちろん正統派ブラックスプロイテーションとも違う一風変わった作品である。フレッド・ウィリアムソン本人が始めて脚本家・製作者として関わった作品もである。それ故か、まだいつものフレッド・ウィリアムソン一本調子になっていない。幾ぶん、遠慮がちな部分がこの映画を魅力的にしている。タイトルでも使われていた「Nワード」がこの映画の中でも散々耳にする事になる。意味のある時と無い時があって、「Nワード」とは?と思わせる。ラストも大人の男と孤独な賞金稼ぎを思わせる哀愁漂うラストとなっている。
フレッド・ウィリアムソンはタイトルが何であれ、黒人にとってのヒーローになる事に固執していた。この作品は彼の哀愁が見える西部的ヒーローで、しかも過去の歴史を復讐するブラックスプロイテーション的ヒーローをも一つの作品で演じている。
(3/12/10:DVDにて鑑賞)