Cast >> Muhammad Ali (Himself), Ernest Borgnine (Angelo Dundee), Arthur Adams (Cassius Clay Senior), James Earl Jones (Malcolm X), Roger E. Mosley (Sonny Liston), Paul Winfield (Lawyer) ...
Director >> Tom Gries, Monte Hellman
Writer >> Muhammad Ali, Richard Durham, Herbert Muhammad
Producer >> John Marshall
Genre >> Biography
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 4
”I am the Greatest"
オリンピックで金メダルを獲得したカシアス・クレイ。盛大な歓迎でアメリカに戻ってきたが、相変わらず黒人という事で差別を受けた。大事な金メダルを川に投げ捨てた。こんなもの役にたたないと。時は経ち、有望なボクサーと注目を集めていた。クレイ(モハメド・アリ)は赤いスポーツカーで颯爽と町を駆け抜けていた。白人の娼婦に声を掛け、彼女の家についた所で、モスリムの「ネイション・オブ・イスラム」の2人組みに声を掛けられた。マルコムXが来ていて、スピーチを聞いて欲しいと懇願。マルコムのスピーチを聞いたクレイはモスリムを信仰する事になる。そしてソニー・リストンとのタイトルを掛けた世紀の一戦が待っていたのだった...
モハメド・アリの自伝映画をモハメド・アリが熱演!アリがオリンピックで金メダルを取った時から、ジョージ・フォアマンとの復活を掛けた「キンシャサの奇跡」までを描く。やはり唯一無二なモハメド・アリという存在を演じられるのは、モハメド・アリだけ!ソニー・リストンを試合前から追い込んでいく口撃戦はさすが!そして女性を落としていくアリのスイートなトークは説得力があり、アリの1人の男性としての魅力が明らかになる。しかもボクシングの試合のシーンは、実際の映像を使っているので、どこからどこまでがアリの演技なのか...となるのもさすがである。そしてもう1人、バンディーニ・ブラウンというユニークなキャラクターも本人が演じているのが面白い。しかもアーネスト・ボーグナインやジェームス・アール・ジョーンズ、ポール・ウィンフィールドという名優たちが脇を固めているのも強力だ。しかし、アリの人生をぎゅっと上手くまとめられていない点だけが残念だった。
ジョージ・ベンソンの甘い歌声の「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」でこの映画は始まる。アリの口癖も「俺はグレイテスト」。この映画ではアリが如何に自分の同胞である黒人への愛に満ち溢れたグレイテストで、そしてグレイテスト・ラブ・オブ・オールな人である事を証明してくれる。ザ・グレイテスト、そしてオンリー・ワン、更にはGOAT(Greatest of All Time)なのだ!!
(Unknown:TVにて鑑賞、8/18/14:DVDにて鑑賞)