Cast >> Dorian Missick (Cool), Zoe Saldana (Charli), Hill Harper (Ed), Frankie Faison (Phil), William Sadler (Cole Carter), Tonya Pinkins (Marva), Eva Pigford (Farrah), Sean Nelson (Austin Price) ...
Director >> Pete Chatmon
Writer >> Pete Chatmon
Producer >> Pete Chatmon, Lynn Appelle ...
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
Light is green, but love is red, that's not end of the road.
レジナルド・”クール”・クーリッジ(ドリアン・ミシック)は俳優を目指して、毎日オーディションの日々だったが、まともな役が無くいつもステレオタイプな黒人役ばかりだった。ママのボーイフレンドが所有するガソリンスタンドで働いているが、オーディションに行くのでまともに働けずに遅刻や欠勤ばかりだった。ある夜、3年前に別れた元フィアンセのチャーリー(ゾーイ・サルダーニャ)が偶然にやってきて、3日後にチャーリーが他の男と結婚する事が分かり...
インディペンデント映画らしい「意見」をハッキリと持った作品である。ロバート・タウンゼントの1987年の映画「Hollywood Shuffle/ハリウッド夢工場」と同じく、若い青年が俳優を目指すがオーディションに行っても、黒人のステレオタイプ的な役のオーデションしかなく夢と現実の間で苦しむ。ここでの主人公クールは「俺は黒人だ、それが何か意味することなら」と自尊心を保つ。そんな状況の中で男としての問題にも立ち向かう。クールは自分の感情だけを彼女にぶつける。そして彼女の未来は変わってしまう。普通のラブストーリーのようで、そうではない。中々新鮮で活き活きとしたストーリー展開と台詞が待っている。それがより現実的とは思わないが、大人が納得出来る展開にしていく。その複雑さがたまらなく癖になる。
愛だけでは解決出来ない事もある。でも一つの愛が終わったとしても、それが最後じゃない。いつも他の道が繋がっている...
(12/05/08:DVDにて鑑賞)