『On the Edge / 日本未公開 (2002)』見た時に書いたように8本で3.50ドルという激安なDVDに入っていた作品。そういえば、あと7本も見てないなーと。で、ジャケのビック・ダディ・ケイン(以下BDK)とE-40に惹かれた。というか、この人たちだけで大丈夫なのだろうか?と、若干疑いの気持ちを持ちつつ見た。ジャケから察するにB級映画にありがちなストリートのクライムストーリーだろう!と思って見たら、なんとゾンビ映画でした!という。という訳でなぜか日本でもDVD化されていて(多分権利が激安なんだろうね)、日本ではゾンビ推しで発売されている作品。まあハッキリ言えば色々と酷いです。BDKとE-40とボーン・クラッシャーという3人のラッパー以外のキャストは誰なんだよ!というね。激安感が凄い!でもBDKは誰が何と言おうと『Posse / 黒豹のバラード (1993)』では中々渋くて似合う演技をしていたじゃないですか!いや、この映画でも75%は良い演技している。ただ顔に表情を作ろうとすると、なぜか顔芸に見えてちょっと噴出した。そんな顔芸のBDKが元政府勤めのゾンビ退治にとりつかれた男を演じている。で、所謂主役は、アクションというボーン・クラッシャーのボディガードをクビになった男になるのだけど、まああああああああああああああああこの人が演技下手。悪い人じゃないのは分かる!でも下手だったなー。如何にもこういう映画にありがちな感じの下手さ。ワイフビーター着た感じが、タフ!というよりも、山下清感の方が強い!おにぎり君なのだ。ゾンビもやる気ないね。ゾンビですよ!人を襲いますよ!っていう覇気もない。がっあーーーと絶体絶命感はゾンビ映画に必要。逆に演技も自然で上手かったのがE-40!マイアミで色々と怪しい稼業をしている男。便利屋。E-40はこの役ピッタリだったし、本当ーーーに演技も自然。あとスキー役も中々。誰かに似てるんだ!と思って、IMDB見ていたら、ジョー・モートンに似ているという書き込みが!そーーーー、それぇーーーーーーー!となりました。そっくり。せっかくなら、BDKとE-40とボーン・クラッシャーのコラボが聴きたい!BDKの畳みかけるラップにE-40の抜きのラップ。合うと思うんだけどなー。(2.75点)
Dead Heist / バンク・オブ・ザ・デッド (2007)