SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

I'm in Love with a Church Girl / 日本未公開 (2013) 1390本目

分かっていた。観る前から分かっていたよー!!これがみうらじゅん氏が提唱する「修行映画」になる事くらい。なんとこの映画、アメリカではワイド公開。と言っても450館程度と少なめ(普通は2000-3000館)ではありますがね。うちの近所の映画館でも上映されていたけど、スルー。DVDも手に入れていたけど、何か手が出ませんでした。

という事でこの映画のエグゼクティブ・プロデューサーは「GOD」!神様ですよ!神様にとっても長い歴史の中で初かもしれまんね。映画のプロデューサーになったのは。最初にこのクレジットを見たときから、恐ろしくなった。この映画は私が言う所の最近流行りの「チャーチエクスプロイテーション」。教会搾取ですよ。私の義母も説教師。義母が一度だけチャーチビジネスについて愚痴をこぼした事があった。まあなんていうか、聖職の人にも贅沢な人が居たりしちゃうんですよね。この映画では、元犯罪者であろうと服装がラッパー風であっても、神に祈りを捧げその教えを広める事は誰にでも許されるというのが、メインメッセージ。確かにアメリカはセカンドチャンスにはとても心が広い。でもこの映画はどうもスッキリしない。神に捧げた事で全てが好転し、だから主人公だけは過去の罪も償う事が出来た。チャーチ・ガールに出会ったお陰で...

この映画の中で主人公マイルスの未来であろう人T−ボーンというキャラクターがいる。彼も昔悪くて、今は割りと大きい教会の主教で、クリスチャンラッパーである。ガルウィングドアのすんごい車に乗っている。まあいいんですよ。姿・形なんて。でもやっぱりマテリアルな物が好きなんだ...と思っちゃいますよね。あれ思い出したんですよねー。TV伝道師のクレフロ・ダラーが信者にプライベートジェットを寄付してくれ!っていう話。65ミリオンドルのジェットですよ!!要るのか?

まーだー!まーーだーー!言っていたジャ・ルールが主役のマイルス。老けたね。どうも背丈の関係もあり、ちょび髭が鼻毛に見てアホの坂田にしか見えなかった。でもジャ・ルールは頑張っていた方。他はみんな演技が臭い。

とても神がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加したとは思えませんでしたよ。

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(2.25点/5点満点中:7/15/15:DVDにて鑑賞)