Cast >> Halle Berry (Jordan), Abigail Breslin (Casey), Morris Chestnut (Phillips), Michael Eklund (Foster), Michael Imperioli (Alan), David Otunga (Devans) ...
Director >> Brad Anderson
Writer >> Richard D'Ovidio
Producer >> Bradley Gallo, Jeffrey Graup, Michael A. Helfant, Michael Luisi, Robert Stein
Genre >> Thriller
Country >> USA
Release (US) >> 03 / 15 / 2013
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 4
"It's already done."
ジョーダン(ハリ・ベリー)は、ロサンジェルスの911コールセンターのベテランで、警察官ポール(モリス・チェスナット)との交際も順調だった。しかしある時とったコールが、若い女性リアからのもので、部屋に侵入者が来たというものだった。いつも通り進めていたジョーダンだが、ジョーダンのちょっとした不注意でリアはその侵入者に殺されてしまったのだった。それから6ヶ月、ジョーダンは現場を少し離れ、新入りの指導者をしていた。その新入りがとったコールがケイシー(アビゲイル・ブレスリン)からで、買い物の後に何者かに突然襲われて、車のトランクの中に居るという電話だった。新入りが何も出来なかったので、ジョーダンはそのコールを引き継ぐ事になるが...
ハリ・ベリーとアビゲイル・ブレスリンが共演のスリラー作品。なぜかWWEが制作に絡んでいるので、レスラーのデビット・オトゥンガも出演。プロットは単純で分かりやすく、先は見えてしまうが、それでもドキドキする。「嗚呼」と安堵した所で、また「あ!」と観客が希望を失う喪失感が、たまらない。裏切り感というより、喪失感。これまたハリ・ベリーが演じたジョーダンも、間違いを起こした後には喪失感が漂う。でもジョーダンにはまだ希望がある。犯人役の設定も気持ち悪くて、喪失感がある。顔が普通なだけに、余計に気持ち悪い。人は見かけによらないという怖さと、いつ自分がケイシーのような状況に陥るか分からない怖さを見せ付けられた。
たまにある中々面白い悪い作品。これだから、分かっちゃいるけど、ハリ・ベリーちゃんは止められないのである。
(7/1/13:DVDにて鑑賞)