Cast >> Ben Wilson, R. Kelly, Nick Anderson, Common, Juwan Howard ...
Director >> Coodie Simmons, Chike Ozah
Producer >> Amani Martin, Ted Schillinger
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
Chicago, Basketball and Benji
シカゴにある強豪のシミオン高校のバスケットボールチームで活躍していたベン・ウィルソン。優勝も果たし、シカゴでナンバーワンの称号を手に入れ、大学からも声のあり、彼の住む町では大スターであった。3年のシーズン目前に、彼は銃で倒れたのだった...
我々が知らないこと名前の青年の事を、ニック・アンダーソンやジュワン・ハワードといったNBAのスーパースター達から、Rケリーやコモンといった別の世界のスーパースター達が親しみを込め、時には涙を浮かべて語る。彼よりも年下になるコモンは「彼がプレイしているのを見るだけでワクワクした。カリスマがあってスーパースターそのものだった」と語っているのが、このベン・ウィルソンという青年の姿を浮き彫りにしていく。30年近くたった今でも、チームメイトだったニック・アンダーソンは号泣しながら語るのだ。そんな姿を見せられたら、ベン・ウィルソンという存在がどんだけシカゴの町にとって大きかったか分かる。地域の住民は、一般住民もギャングスタも彼に一目置いて、彼を守ろうとしていたという。しかし起きてしまった間違い。救急システムも機能していなかったので、彼の命は奪われてしまった.. 彼の同級生達が号泣している姿を見て、こちらも思わず涙ぐむ。と、シカゴに生まれ住んでいなくても、遠い日本で生まれたけれど、思わず感傷的になるような作り。
この手の映画ドラマもあるし、幾度も似たような作品を見てきた筈なのに、また号泣し途方に暮れる。バスケットボール世界ナンバーワンである筈のアメリカ。なのに一体何なんだろう?やるせない思いと切ない気持ちが溢れ出てくる作品なのだ。
(10/23/12:TV放映にて鑑賞)