Cast >> Conrad O. Johnson Sr., Craig Baldwin, Craig Green, Bruce Middleton ...
Director >> Mark Landsman
Producer >> Mark Landsman, Keith Calder, Jessica Wu
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
Those kids live it
テキサスのヒューストンの北に位置するカシミアの高校のジャズバンド。1968年、彼等は強烈な時代の変化を受け、羽ばたこうとしていた。コンラッド・O・ジョンソン先生の指導は厳しかったが、生徒が練習終わりに演奏していたファンク音楽を聴いて、先生は生徒達のやりたい音楽ファンクをやらせてみる事にした。そこで彼等は才能を発揮し、大きな大会でも優勝。ヨーロッパや日本という世界に羽ばたいたのだった...
このドキュメンタリーによれば、アメリカの高校のジャズバンドは古い歴史があり、50年代から続いているそうである。大抵はデューク・エリントンやカウント・ベイシー等のスタンダードなジャズだった。コンラッド・O・ジョンソン先生の率いたカシミア高校のジャズバンドも最初はそうだった。ジョンソン先生は黒人大学を卒業し、プロでもやっていける程だったが、結婚し落ち着く事を希望していたので、高校の音楽の先生になった。ジャズのバンドとしても大会で優勝していたが、ファンクバンドとなってからは大きな大会で優勝し、世界にまで出かける程に注目された。60年代後半から70年代前半の激動の時代に高校生だった彼等。彼等もまた公民権運動を肌で感じた子供たちだったのだ。
そのオリジナルバンドのリユニオン・ライブの映像もある。彼等は50代となっていた。当時の時代を反映した大きなアフロは姿を消し、代わりに大きなお腹が増えている。このリユニオン・ライブの指揮を執ったのが、当時の問題児だった。日本だってアメリカだって同じなのだ。加藤優はアメリカのヒューストンの小さな町カシミアにもいるのだ。
(2/15/12:DVDにて鑑賞)