Cast >> Kevin Coval, Adam Gottlieb, Lamar Jorden, Peter Kahn, Nate Marshall, Nova Venerable ...
Director >> Greg Jacobs, Jon Siskel
Producer >> Greg Jacobs, Jon Siskel
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
This for every kid, whose voice has been louder than a bomb
シカゴには高校生が参加出来るポエトリー・スラム「ラウダー・ザン・ア・ボム」がある。前年度優勝したスタインメッズは、スラムにあり環境の良くない高校。ラマー・ジョーダンがエースとなっていたが、優勝しただけに怠惰な面も出てきた。オークパークに通うのがノヴァ。彼女は家庭で大変な問題を抱えているが、それを詩として吐き出す事で彼女自身を変えていっていた。ホイットニー・ヤングに通うのがネイト・マーシャル。彼は6回も大会に出場しているベテラン。しかし家庭では親がクラック中毒だった事もあり大変だった。しかし学業は優秀。ノースサイドという豊かな高校に通うのがユダヤ系のアダム。彼はこの大会のロックスター。それぞれの思いを詩にぶつけていく...
詩にぶつけていく青春。スタインメッズの子達は下手したら、詩に出会っていなかったら、別の悪い方向に向かっていっていたかもしれない。でも彼等は幸運にも詩に出会う。ホイットニー・ヤングのネイト・マーシャルが詠うように、詩と言えば根暗な奴等がする事だったかもしれない。でも彼等は詩によって自分達の言葉を見つけ、不安や不満を言葉でぶつけていく。自分達の武器をもった子供たちは、どんどんと翼を広げていくのがよく分かる。それを助ける大人達にも悩みがある。スタインメッズの先生スローアンは、そんな子供達に素直な気持ちをぶつけていく様も感動的だ。普段は悪ぶっている子供達は、そのスローアンに心を打ち解け、涙を流す。
彼等が詩を読むとき、何よりも自由で伸び伸びと自分達を表現している。タイトル通り、その言葉達は爆弾なんかよりも大きく人々の心に突き刺してくる。
(4/4/12:DVDにて鑑賞)