Cast >> Mari, Hattie, Bayar, Ponijao
Director >> Thomas Balmes
Producer >> Alain Chabat
Genre >> Documentary
Country >> France
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 4
Babies got feelings
フランスの映像作家トマス・バルメスが東京、モンゴル、サンフランシスコ、ナミビアに生まれた4人の赤ちゃん達を追う。
赤ちゃん達が主役なので言葉もナレーションも無い赤ちゃんの姿をひたすら追ったドキュメンタリー作品である。お母さんやお父さん達の会話は多少あるが、言葉のない映像で不思議ではあるが、途中である事に気がつく。赤ちゃん達は非常に表情が豊かで言葉なんて要らない事を。言葉が無いからこそ見えてくる物がこの映画にはあった。そして生まれた環境こそ全く違うが、それぞれが大して変わらないスピードで成長していく。その環境の違いがとっても面白かった。動物とは切っても切れない生活をしているモンゴルの家族に生まれた赤ちゃんは動物にも容赦ない。ナミビアの赤ちゃんも野良犬の手が玩具。犬の方が迷惑な顔をしている。日本の赤ちゃんは動物園で状況が分からない顔をしている。そしてサンフランシスコの家族が病院でSIDS(突然死)の説明を受けている中、ナミビアの赤ちゃんは石を舐めている。それでも赤ちゃんは立派に成長していく。
子供達が自分の足で立つまでを追っている。危なげに立つ赤ちゃんから、立派に歩く赤ちゃんも居る。子供達がまだ数語しか話さない中で、様々な表情で彼等はお母さんに何かを訴えている。その表情を見ていると、どんな環境でも母親からの吸収をタップリと受けている事が感じられる。そして愛情も。
(10/15/10:DVDにて鑑賞)