Cast >> Michael Jai White (Black Dynamite), Arsenio Hall (Tasty), Tommy Davidson (Cream Corn), Obba Babatunde (Osiris), Buddy Lewis (Gunsmoke), Brian McKnight (Sweetheat), Phil Morris (Saheed), Miguel A. Nunez Jr. (Mo Bitches), Salli Richardson (Gloria) ...
Director >> Scott Sanders
Writer >> Michael Jai White, Scott Sanders, Byron Minns
Producer >> Jon Steingart
Genre >> Action
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 5
I can dig it.
巷ではアナコンダビールや新しい麻薬が出回り地域を脅かしていた。そんな頃、ブラック・ダイナマイト(マイケル・ジェイ・ホワイト)は元CIAエージェントだったが、今はお金の回収をしていた。弟のジミーが麻薬の売人に殺された知らせを受けた。弟を死に至らせた銃弾は、一般には出回っていないものだった。ブラック・ダイナマイトはCIAから殺しのライセンスをまた手に入れたのだった...
この映画はブラックスプロイテーションへのオマージュというよりも、ブラックスプロイテーションそのものなのである。当時の映像を再現しようと、リバーサルフィルムでわざと画像を暗くしているのも雰囲気があっていい。そうなのだ「アンダーカバー・ブラザー (2002)」みたく今風なパロディコメディを作れば良かったのかもしれない。しかしこの映画の試みは全然違うのだ。この映画の為に作られた音楽にもそれは表れている。この映画のDVDには「NG集」も収録されていない。なぜなら映画そのものにNGを足してしまっているからだ。また映画の話の枠組みから離れても、ブラックスプロイテーションから台詞やシーンを挿入してしまっているほど、どうしようもない愛おしいブラックスプロイテーションなのである。
でもこの映画の一番の笑いどころは、主演のマイケル・ジェイ・ホワイトがジム・ケリーを演じ切っているつもりでも、本家のジム・ケリーよりもマーシャルアーツの切れが良く、演技が上手い事に本人達が気付いていない所である。そこもまたブラックスプロイテーションの妙なる魅力なのだ。
(2/16/10:DVDにて鑑賞)