この前読んだシドニー・ポワチエの自伝を読んで、一番見たくなったのがこの映画。ポワチエの一番お気に入りになるんじゃないかな?自分でも「自分の仕事に満足した事はなかったけれど、この映画の時だけは終始一貫して目標にしていた演技が出来た」と書いてあった。あの名優...そしていつも謙虚なシドニー・ポワチエがそう言う位だからよっぽどですよ。そりゃ、見たくなりますよね??
これが本当にシドニー・ポワチエが凄いんだ。目の不自由な女の子に自立させようと、補助なしに歩かせるシーンで荷物を持ったシドニーが「Yes, that way!(そう、あっち!)」というシーンが大好きです。この映画では、一貫して頼りがいのある、それで居て明るくて優しい男になりきっております。けど、この映画では賞で目立ったのは、目の不自由な女の子を演じたエリザベス・ハートマンとその母を演じたシェリー・ウィンタース。ウィンタースはこの作品でオスカーの助演女優賞を獲得している。シェリー・ウィンタースは本当に自分にあった役をやらせると最高です。
シドニーの弟を演じたのが、アイヴァン・ディクソン。弟が医師で、兄が新聞社で働くというエリート。設定も面白かったですね。
恋は盲目って言いますが... 見えないからこそ感じる物ってあるのかもしれないですね。
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