A Raisin in the Sun / レーズン・イン・ザ・サン
デンゼル・ワシントンがブロードウェイに戻ったのが「A Raisin in the Sun」。ツイッターでも書きましたが、ロレイン・ハンズベリーの戯曲で、シドニー・ポワチエもこの舞台でブロードウェイに立ち、そして後にほぼ舞台と同じオリジナルキャストで映画化「A Raisin in the Sun / レーズン・イン・ザ・サン (1961)」もされている(ディディが主演の舞台と映画もあるが、そっちはまあどうでもいい。が、そのリバイバルの時の演出を務めたのが、今回のケニー・レオンではある)。
今回は主役のウォルターにデンゼル・ワシントン、そして妻にはソフィー・オコネドー(ホテル・ルワンダ等)、お母さんにはサミュエル・L・ジャクソンの妻ラタンヤ・リチャードソン=ジャクソン(代理人など)、妹役にアニカ・ノニ・ローズ(ドリームガールズなど)、妹の恋人でアフリカ人のアサガイにショーン・パトリック・トーマス(セイブ・ザ・ラストダンス)という、映画界でも活躍する有名なスター達が集結した舞台劇である。
とかくデンゼル・ワシントンとシドニー・ポワチエは比較される俳優だが、デンゼルとポワチエが同じ役を演じたのは今回が初めてのこと。是非、メディア化してもらいたい。いや絶対にしてー!とは言え、このウォルターは35歳という設定。ポワチエはオリジナルの舞台の時には32歳でピッタリだった。しかしデンゼルは、59歳。さすがに30代の役を演じるのには無理があるという事で、40代に設定されている。
という事で、本日の朝、舞台のアワードで最高峰と言われているトニー賞のノミネーションが発表。
こちらの舞台からは、舞台部門の主演女優賞にて、ラタンヤ・リチャードソン=ジャクソン、助演女優賞にてソフィー・オコネドーとアニカ・ノニ・ローズがWノミネート、演出賞にてケニー・レオン、リバイバル劇作品賞にもノミネートされた!が、なぜかデンゼル・ワシントンのノミネートはならなかった。私が読んだハリウッド・リポーター誌のレビューでは、デンゼルも高評価だったのに!!年齢を感じさせない程、若々しい演技を見せているらしい。
そして、もう一つ第59回となる「ドラマ・デスク賞」では、舞台部門でデンゼル・ワシントンが主演男優賞、ソフィー・オコネドーが助演女優賞部門でノミネートしている。
NY Theater Awards Season Heats Up With Drama Desk Nominations
Tony Nominations
何はともあれ、是非メディア化をー!!