SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて


*10/15/2018に「ブラックムービー ガイド」本が発売になりました!よろしくお願いします。(10/15/18)

*映画秘宝 7月号にてジョン・シングルトン追悼記事を寄稿。(5/22/19)
*ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 6月号にて「ブラックムービーとアカデミー賞」の記事を寄稿。(5/7/19)
*ユリイカ5月号のスパイク・リー特集にて2本の記事を寄稿。(4/27/19)
*映画秘宝 6月号の「サノスの倒し方大全!」特集でサノスの倒し方を寄稿。(4/20/19)
*Fridayデジタルにて「激ヤバで面白い『ブラック・クランズマン』はトランプへの挑戦状!」というコラムを寄稿。(3/20/19)
*映画秘宝 5月号にてブラックムービー、スパイク・リー、『ブラック・クランズマン』、『ヘイト・ユー・ギブ』を寄稿。(3/20/19)
*映画秘宝 4月号にて『ビール・ストリートの恋人たち』&『グリーンブック』レビューを寄稿。(2/21/19)
*DU BOOKS 「ネットフリックス大解剖 Beyond Netflix」に『親愛なる白人様』について寄稿。(1/25/19)
*映画秘宝 3月号秘宝ベスト&トホホ10&ドラマ・オブ・ザ・イヤー2018に参加。(1/21/19)
*リアルサウンドにて「ブラックムービーの今」というコラムを寄稿。(1/3/19)
*『ブラック・クランズマン』マスコミ向け試写会用プレスにスパイク・リーについて寄稿。(12/19/18)
過去記事

The Fits / 日本未公開 (2016) 1494本目

ニューヨークを舞台にした内気だけどボクシングやっている女の子が女の子でいる事に目覚め成長していくドラマ作品。ベニス映画祭やサンダンス映画祭で公開。公開と同時に主人公を演じたロイヤルティ・ハイタワーが話題になった作品でもある。監督は、長編デビューとなるアンナ・ローズ・ホルマーというニューヨーク出身の白人女性。ニューヨーク大で撮影技師としての勉強をした。

所謂、男の子ぽい女の子が女の子として目覚めていく映画はあるけれど、恋を通してではなく、仲間にフィットしたいとオシャレになるのが、実にリアリティがある。女同士って、仲間で戯れる事が非常に多いので、そこを外れた時の疎外感は多分男性の倍はあると思う。別にいいやと思っていても、やっぱり蚊帳の外は寂しいものなのですよね。で、最初は半信半疑でもオシャレってやってみると意外と楽しい。と、私もローティーンの頃に趣味が男ぽくて、昔からジャニーズとか苦手で、女子の輪にあんまり入れなかったりで、どちらかというとこの映画の主人公寄りなので分かるわーと思いました。監督もそうだったんじゃないかな?写真検索してみたけど、だろうねー、そうだろうねー感あるね。

先に書いたように主人公を演じたロイヤルティ・ハイタワーが話題になったけれど、私はお兄ちゃん役も好きだわー。お兄ちゃん頑張り屋さんだし、優しい。でも普通の男の子ぽさもあって良い!そして、主人公と仲良くなるビージーちゃんも可愛い!主人公と全く正反対のタイプ。もう最初から他人に心全開な子。開ききっている。羨ましい程に。

なんていうか、物語の語り口が淡々としている。その辺は凄く最近のインディ映画ぽさがあった。と同時に他とは違ってアフリカ映画のインディぽさもあった。音楽とか雰囲気があのアフリカ映画の名作ウスマン・センベーヌ監督の『Black Girl / 日本未公開 (1966)』ぽいなーとも感じた。でも話の上手さはセンベーヌ程ではないですけど。最後がとってもふんわりしている。で?何がそうだったんだろう??とも思ってしまう程のふんわり感。いいシーンではあるんだけど、着地点としてぼんやりかなー。でもこれから気になる監督ではある!
(4.25点/5点満点中)
The Fits / 日本未公開 (2016)