Spirit of Youth / 日本未公開 (1938)
Cast >> Joe Louis (Joe Thomas), Clarence Muse (Frankie Walburn), Edna Mae Harris (Mary Bowdin), Mae Turner (Flora Bailey;singer), Cleo Desmond (Nora Thomas;Joe's mother), Mantan Moreland (Creighton 'Crickie' Fitzgibbons) ...
Director >> Harry L. Fraser
Writer >> Arthur Hoerl
Producer >> Lew Golder
Genre >> Biography
Country >> USA
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 4
Sprit of Joe Louis
ジョー・トーマス(ジョー・ルイス)は、アラバマ州の片田舎で生まれ育った。お父さん(ジェス・リー・ブルックス)の誕生日、家族は準備していたが、なんとお父さんが事故に遭い、それから車椅子生活となってしまう。年頃となったジョーは医者の娘メアリー(エドナ・メエ・ハリス)と良い関係を育んでいたが、家計を助ける為にミシガンに一人移動する。皿洗いの仕事でクリッキー(マンタン・モアランド)と出会う。クリッキーは偶然ジョーのボクシングの才能を見て、プロモーターである知り合いのフランキー(クラレンス・ミューズ)に紹介する。ジョーのボクシングの才能は瞬く間に開花する。しかしそのジョーに群がろうとする人々が出てきて...
完全なるジョー・ルイスの自伝映画という訳ではないけれど、アラバマ州出身という事とミシガンに移動したという事、そしてボクシングをしていたということは事実であるジョー・ルイス本人が演じた映画。そんなジョー・ルイスの映画を支えたのが、当時の豪華な黒人キャストである。とまあそれが既にジョー・ルイスの当時の人気を証明しているであろう。しかしこの映画、あの世紀の対戦と謳われたマックス・シュメリングとの2回目の対戦前の作品なのだ。世界ヘビー級王座となった後に急いで作られた作品であろう。しかし映画倫理が厳しかった当時なので、「黒人が白人に勝った」という点は強調されずに作られている。が、事実ではあったので勝つシーンはある。
ジョー・ルイスの物語だが、なぜか歌あり踊りありと、当時の慣習そのままをジョー・ルイスの物語に組み込ませた作品。ジョー・ルイスの人気が証明されている作品なのだ。
(8/10/15:DVDにて鑑賞)