Looking for Langston / ルッキング・フォー・ラングストン (1989)
Cast >> Ben Ellison (Alex),l Matthew Baidoo (Beauty), Akim Mogaji (James), John Wilson (Karl), Dencil Williams (Marcus), Guy Burgess (Dean), James Dublin (Carlos), Harry Donaldson (Leatherboy), Jimmy Somerville (Angel) ...
Director >> Isaac Julien
Writer >> Isaac Julien
Producer >> Nadine March-Edwards
Genre >> Biography
総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 4
"This is what I'm gonna sing I feels de blues a comin'"
ハーレム・ルネッサンスの中心的人物で詩人のラングストン・ヒューズの人物像を彼の詩や彼の仲間の詩や歌、そしてそれらにインスピレーションを得たアイザック・ジュリアンの映像によって表現していく。
ラングストン・ヒューズ。アメリカ文学でも必ず語られる人物である。アフリカ系アメリカ人の文学の翻訳本が少ない日本でも彼の詩集は何作も訳されているほどである。そんなヒューズの功績を、アイザック・ジュリアンが蘇らせる。とても不思議な作品で、所謂ドキュメンタリーでもないし、ドラマ作品でもない。しかし映像で彼の人生が語られていくという、映画そのものらしい作品ではある。アイザック・ジュリアンは、同性愛者であり、それを映画で語り続けている。この作品も、ヒューズの同性愛者という面が大いに語られているのである。ジュリアンの解釈で、ハーレム・ルネッサンス時代の同性愛者たちの愛が美しく表現されているのだ。
アイザック・ジュリアンが愛する愛しいラングストン・ヒューズとブルース・ニュージェントの世界観が切なく伝わってくる映像美。
(10/29/14:DVDにて鑑賞)