Half of a Yellow Sun / 日本未公開 (2013)
Cast >> Chiwetel Ejiofor (Odenigbo), Thandie Newton (Olanna), Anika Noni Rose (Kainene), Joseph Mawle (Richard), John Boyega (Ugwu) ...
Director >> Biyi Bandele
Writer >> Chimamanda Ngozi Adichie (novel), Biyi Bandele (screenplay)
Producer >> Andrea Calderwood, Gail Egan
Genre >> Drama
Country >> Nigeria
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 4
"No one knows tomorrow in the land of the rising sun"
1960年、ナイジェリアのラゴスが独立で歓喜で沸く中、双子の姉妹のオランナ(タンディ・ニュートン)とカイネネ(アニカ・ノニ・ローズ)がロンドンから帰ってきていた。その後2人は全く別の道を歩む。オランナは恋人で数学の教授をしていて活動家としての顔も持つ野心家オボニデ(キウェテル・イジョフォー)との生活を選んだ。しかし平坦な道ではなかった。オボニデの母に反対し、しかも彼女の策略でオランナには悲劇が待っていた。そんな2人を見守るのが、オボニデに雇われたハウスボーイ(小間使い)のウグウ(ジョン・ボーイエガ)であった。そしてカイネネはキャリアウーマンとして成功し、リチャード(ジョゼフ・マウル)と結ばれた。しかしビアフラ戦争が勃発。オランナとカイネネは、ウグウと共にナイジェリアを逃げ回る事になった...
ナイジェリアが独立してから、7年後に起きたビアフラ戦争を舞台にした男女の愛憎物語。原作がオレンジ賞を受賞したり、オスカー候補となったキウェテル・イジョフォーが主演という事もあり、話題に上ったが、アメリカでは映画祭が殆どで、ビデオ・オン・デマンドで一般開始という寂しい上映となった。キウェテル・イジョフォーとは昔からの知り合いというビイ・バンデレ監督の作品。バンデレがチママンダ・アディーチェの原作を脚本にした。原作は残念ながら読んでいないが、多分ざっくり切ってしまっただろうなーは、見ていて感じた。映画を見ているだけで、上手くまとめられていないのは伝わる。俳優達は体当たりで、この物語を伝えようとする熱は感じた。特に、情熱的なオランナを演じたタンディ・ニュートンは、体当たりであった。全てを見守るウグウの優しさと底力を演じたジョン・ボーイエガも光っていた。
ビアフラ戦争は、飢餓を生んだ過酷な戦争だったと聞いている。そんな状況が映画からはイマイチ半分くらいしか伝わってこなかったのが残念である。
(8/10/14:DVDにて鑑賞)