Cast >> Rashida Jones (Celeste), Andy Samberg (Jesse), Emma Roberts (Riley), Elijah Wood (Scott), Ari Graynor (Beth) ...
Director >> Lee Toland Krieger
Writer >> Rashida Jones, Will McCormack
Producer >> Lee Nelson, Jennifer Todd, Suzanne Todd
Genre >> Comedy
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
You, you got what I need but you say he's just a friend
セレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は学生時代から付き合って、そのまま結婚した。しかし今は離婚を間近に控えていた。それでも二人は「親友だよね」と、セレステのゲストハウスにジェシーは住み続け、相変わらずの関係を続けていた。セレステの親友べス(アリ・グレイナー)はセレステが傷つく事になるから、止めた方がいいと言っていたが、セレステは大丈夫と聞かなかった。しかし、ジェシーが出会った女性との間に子供が出来てから、二人の関係は変わっていくが...
音楽界のドンであるクインシー・ジョーンズの娘ラシダ・ジョーンズの初主演、そして脚本も書いた作品である。七光りでこの世界を生きていけそうなのに、本人はハーバード大学を卒業し、映画に進出してもいきなり主演など務めず、地道に脇役から始めた才女。その甲斐あってか、今回は脚本も手がけている。さすがだ。しかも面白い。ジェシーとの奇妙な関係も、自分が全てを把握し、正しいと思っていた女性が崩れていく。セレステはジェシーとの関係が永遠に続くものだと思っていた。欲しいと思った時には、もういない。男の女の関係だけでなく、人間関係ってそうかもしれないと思った。女性の悲哀が見事に表現されている。30代女性なら、セレステの気持ち理解出来るし、大なり小なり同じような経験もあると思う。
そしてさすがクインシー・ジョーンズの娘である。音楽の使い方も最高。ビズ・マーキーの「Just a Friend」からの元ネタであるフレディ・スコットの「You Got What I Need」。セレステの気持ちを考え、この曲を聴くとグッとくる。
(2/11/13:DVDにて鑑賞)