Blade: Trinity / ブレイド3 (2004) 1106本目
はい、3夜連続で書いてきた「ブレイド」シリーズの最終章、「ブレイド3」でございます。3作目は、ずっと「ブレイド」を支えてきた脚本家デヴィッド・S・ゴイヤーが監督にも挑戦!こりゃ、期待出来ますぜ!と思いきや... ジェシカ・ビールとライアン・レイノルズという強烈な助っ人が登場!しちゃって、こりゃまたうーーーん!いや、面白かった。それなりに。彼等のお陰で、新鮮味が増した。ジェシカ・ビールの肉体美は男性じゃなくてもワクワクする程だし、ライアン・レイノルズは特に特徴ないけど、この映画では中々だった。でもさ、その分私が大好きなブレイドのロマンチック・シーンもなく、ウィッスラーおやじとの関係もアッサリ描いているのが悲しいねー。「2」で懲りたのか、傷つくだけならもう恋なんてしない!キャラのブレイドなの??いや、実際にはジェシカ・ビールが演じたアビゲイルとのラブシーンを考えていたらしいが、なぜか削除。まあアビゲイルとのラブシーンは無いわねー。そこまでの雰囲気無かったもの、あの2人には。ジェシカ・ビールとライアン・レイノルズの方が怪しかった。そして、あんなにお世話になっているウィッスラーおやじにも、なんかアッサリ。途中でまたウィッスラーおやじが出てきたので、また後で話が進展するのかと思いきや...何も無し!誰も信じない的なブレイドが唯一心許しているのがウィッスラー。ヴァンパイアへ復讐心には、母を殺されたのもあるけれど、人間のウィッスラーがブレイドに親切にしたのも大きい。この関係あっての「ブレイド」なんじゃ?「1」と「2」は監督の采配もあったけど、脚本の上手さも目立ったのが「ブレイド」シリーズ。その脚本家が脚本と監督を手がけた作品なのに、なのに!!!お陰で、ウエスナ親ビンとウィッスラーおやじを演じているクリス・クリストファーソンは激怒しちゃったんだよね。まあだから3部作で終わっちゃったのかも?もっともっとシリーズ化してもいいもんね。ウエスナ親ビンが動ける間は、永遠に作って欲しいもん。
でも今回もその脚本家の面白い台詞が一杯あったね。コミカルなシーンが多い。とくにキング演じたライアン・レイノルズにまつわる台詞が面白かった。WWEのレスラーのトリプルHがレイノルズに「フルーツケーキ」言ってたりする。甘い可愛い子ちゃん的な意味なんでしょうね。そしてそのキングがパーカー・ポージー演じたダニカについて「あいつの牙はアソコについてる!」っていう台詞だけで、私はもう私生活でもパーカー・ポージーは最強の女じゃないのか?と思ってしまっている。ポージーも、それに対して非常に説得力のある、ちょっと色々とキツそうな演技をみせてくれている。
さすがに最後はブレイドに花を持たせているけど、それでもなんか違うんだよねーと思ってしまう。最初に書いたように、それなりに楽しんではしまうんだけどね。後は、音楽はシリーズで一番良いよね。何ていったって、あのRZA先生ですから!おーいえー度高し。
それにしても、このシリーズは日本代表の長谷部キャプテン好きだねー!!「2」はドニー・イェンで、「3」はライアン・レイノルズ。「4」があるなら、そっくりさんじゃなく長谷部キャプテン本人出して欲しいね!私はてっきりこの映画のキャスティング監督がこの手の顔が好きなのかと思い、調べてみたら「2」と「3」のキャスティング監督はそれぞれ違う。偶然なる合致。すげー。長谷部キャップ、すげー!あ、違う違う。ブレイド、すげー!ウエスナ親ビン、すげー!!!
(4.25点/5点満点中:4/12/13:DVDにて鑑賞)