私、がっつりど真ん中世代じゃないんですが、この映画の主役レイフ・ギャレットがアイドル時代だった頃は、かなり薄ーーく記憶にはある。私よりも10歳上の世代じゃないかな?彼が超アイドル時代だったのは。私の頃にはもう「アウトサイダー」だったし、正直彼のスキャンダルの方が馴染みある世代。でも超アイドルだったんだよね。歌手までやってたくらいだし。ジャスティン・ビーバー...というか、彼も今やもう古いの?ワン・なんとかとかいうグループ?並だったと思うよ。女の子にはそういう時期ある。ネットでは男性だと思われている、私にだってそういう時期あった。乙女が可愛い男の子にウホってなる時期ね。
いちようね、この前から続いている「Django Unchained / ジャンゴ 繋がれざる者 (2012)」に向けて、家にあるウェスタン映画を片っ端から観ている訳ですが、なぜかこれがあった。というか、この2本しかなかったよー。探せばありそうだけど、面倒だから探してない。家にあった理由は、レイフ・ギャレットが出ているから!ってな訳じゃなく、ジム・ブラウンが出ているんですよ。ウホ。
タイトルの通りの映画。レイフ・ギャレットの復讐劇。狩りを教えてくれた優しいお父さん。年取ってからの子なんだろうね、お父さんかなり年取ってる。このレイフ・ギャレットの一家が西部劇の名俳優リー・ヴァン・クリーフ演じるマクレインの一味にちょっかい出される。お母さんはお父さんや息子の目の前でレイプ。そして無残にも殺されてしまう。お父さんもそれを見届けてから殺される。レイフ君はたまたまちょっと離れた所で狩りをしていたから、難を逃れたけど、お姉ちゃんが馬車に隠れていて、その馬車もマクレインの一味に持って行かれてしまう。そこからレイフ君の復讐劇が始まるのです。ジム・ブラウンは全く関係ないんだけど、マクレインの一味が来る前にこのレイフ君の家族の所を訪れて、お水を貰って助けてもらっている。ジム・ブラウンは金発掘で生活している男だけど、町のバカ軍団にいつもちょっかい出されている。その後にレイフ君とジム・ブラウンが出会い手を取って、マクレイン一味を追い込んでいく...っていうストーリー。
これを書いている時には、実はもう「ジャンゴ 繋がれざる者」を観てしまっている。だからこそ書くけど、この時代の西部劇に於ける黒人像と、「ジャンゴ」は全く違うよ。ジム・ブラウン演じたアイザックという男はヒーローであったけれど、やっぱり所謂「トム」だった。トムとは白人に従順な黒人であり、白人の為に犠牲にもなれる黒人でもある。「ジャンゴ」は違う。これはジャンゴの時にじっくりと書くわ。でもさ、全身がマッチョな男を表現しているようなあのジム・ブラウンだって、こうなっちゃうのよねー。切ないよ、私は。
まあね、でも子供向けだから女の子にも観やすいウェスタン。分かりやすい。確かにこの頃のレイフ・ギャレット、滅茶苦茶可愛い男の子だったね。ウホ。
(3.5点/5点満点:12/22/12:DVDにて鑑賞)