Attack the Block / 日本未公開 (2011) 918本目
図らずも続けてイギリス映画!こんな事は滅多にないでしょう。というか、「Shiiku / 飼育 (2011)」から4連ちゃんでアメリカ映画じゃないという珍しさ。このアメリカ映画好きの私が...
最近、私がDVDを買う所には必ずと言っていい程、私が楽しみにしているDVDが全く入荷しません\(*`∧´)/ ムッキー!! 暴れたろか!と思うのですが、私も大人なので諦めるか、アマゾンに大人しくオーダーするかしてます。所がこの作品は売ってたー!即効で買って、即効で見ました。想像以上!いや、想像以上にジョン・ボーイエガがデンゼル・ワシントンだったのにも驚きました。台詞もいちいち面白い。「お前はナルト見ていればいいんだよ!」とか「(エイリアンは)ポケモンじゃねえよ!」とか、日本のアニメが出てくる。イギリスでもかなり影響しているんだなーって思った。普通に使うからね。
所で主人公は「ブロック」というゲトーな集合住宅に住む10代の男の子達。そこに住む同世代の女の子達もつるんだりする。リーダーはデンゼル・ワシントンそっくりなモーゼス。普段は女の人から強盗したりしている。と言っても、アメリカみたいに低い車体の車とか乗ってではなく、自転車。かろうじてスクーター。ガイ・フォークス・ナイトという11月5日に行われる、子供達が花火を鳴らすいつもよりも賑やかな日が舞台。その日にいつものようにモーゼスと仲間達がサムという女性を襲う。しかしその時に強烈な光が、彼らがいた隣の車に落ちてきた。モーゼスはその車の中を覗くと、なんとエイリアンが居た!モーゼスに驚いたエイリアンは逃げ出した。モーゼス達は一旦家に帰って武器を持って、そのエイリアンを倒しに行く。モーゼス達はエイリアンを仕留めたが、その後ブロックの周りに沢山の光が落ちてくるのです。
この主人公の男の子達が面白い。向こう見ず過ぎる。エイリアンが怖くないのかよ!って思う程にチャレンジャー。ボコボコにしちゃうからね。題材も見た目も明るいんだけど、やっぱり言う事は暗いのも良かった。「俺達が殺し合いを早めないから、焦れてエイリアンたちはブロックにやってきた」なんて言う。どんだけネガティブ... イギリスぽい。主人公達が向こう見ずなのは、ブロックという世界しか知らないから。だから彼らは必死にエイリアンから自分達の領域であり、彼らにとって全世界であるブロックを守ろうとする。最後とか泣けてくるよ。ジョン・ボーイエガが見た目もデンゼルだけど、アクションのカッコいい所とかも見事にデンゼル級のかっこよさ。本当に期待大です。来たなって思わせてくれました。他の仲間もみんな素晴らしい!サムを演じた女優さんは南アフリカの映画「White Wedding / 日本未公開 (2009)」にも出てましたね。DVDには1時間位あるボーナス映像もあります。監督は元々コメディアンらしい。前回の「Submarine / サブマリン (2010)」のリチャード・アイオワデもコメディアン。多いんですね。ちなみにこの監督ジョー・コーニッシュはこの映画での成功が認められて「ダイ・ハード5」の監督に名前が挙がったけれど、自ら「私には早すぎる」と降りている。でもこの映画の続編を考えているようで、続編を作るか、TVシリーズ化するか、アメリカでリメイクするかを考えているそう。
それにしても二日も続けてイギリスの映画を見たので、イギリスの罵り言葉が頭にこびりついております。でも「Bruv」はお初かも?アメリカの「ブラザー」と同じ意味。「ends」という単語も悲しい。言葉に関してはやっぱりイギリス映画の方が面白い。私にとってイギリス英語は新鮮だからかな。
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)