Shank / 日本未公開 (2010)
Cast >> Kedar Williams-Stirling (Junior), Adam Deacon (Kickz), Ashley Bashy Thomas (Rager), Michael Socha (Craze) ...
Director >> Mo Ali (Mohamed Ali)
Writer >> Paul Van Carter
Producer >> Terry Stone, Nick Taussig, Daniel Toland, Paul Van Carter
Genre >> Action
Country >> UK
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 4
"This is how we live"
2015年ロンドン。街は廃墟になっていた。ジュニア(ケダー・ウィリアムス=スターリング)は追われていた。ジュニアは兄のラジャー(アシュリー・”バシー”・トーマス)やスイート・ボーイ、キックス、クレイズ、そして犬のダッティと共に「ザ・ペイパー・チェイサーズ」として殺しなどはしなかったが生活品を盗み生活していた。そんな時に他のギャング団「タグズとソウルジャー」がジュニアを追い捕まえた。危機一髪の所で兄のラジャーがジュニアを救い出したが、タグズ(ジェローム・ホルダー)はラジャーをナイフで殺してしまう。復讐に燃えるジュニアだったが、仇を取るために他のギャングにも話をしに行くが...
「アタック・ザ・ブロック」でも舞台となったプロジェクトのヘイゲートが舞台で同じくギャングが出てくるスリラー作品。制作はこちらが先。近未来を舞台に(というかあと1年後!)、廃墟したロンドンが描かれている。なんていうか、近未来イギリス版トニー・スコット監督「ウォリアーズ (1979)」的かな?とも感じる作品。ゲームの映像やアニメの映像を使ったりして、新しさを演出している。俳優たちの個々の魅力も映画の魅力を支えている。そしてイギリス産のラップやアドレナリンが上がるような曲も沢山使われていて個性がある。ただ「アタック・ザ・ブロック」のような話の上手さが無かった。兄弟を中心にした復讐劇で、最後はありきたりであった。鳩の所などは、イギリス的なブラックユーモアは感じた。
同じようにヘイゲートを走り回る「アタック・ザ・ブロック」と違って、敵を倒していく面白さみたいのが無かった。成長し絶対的なヒーローとなった「アタック・ザ・ブロック」のモーゼスに対して、成長というか哀しみしか残らなかったのがこの映画のジュニアであった。
(5/13/14:DVDにて鑑賞)