凄い楽しみにしていた作品!なんてたってキウェテル・イジョフォー様ですからね!最近は似ているゾーイ・サルダーニャにお株を奪われておりますが、タンディ・ニュートンも好きな女優の1人だし、アニカ・ノニ・ローズも大好き!そしてデンゼル・ワシントンの若い頃にそっくりなジョン・ボーイエガはもっと見たいじゃないですか!だって次期『スター・ウォーズ』に出る時の人でもありますし!という事で、正に役者が揃ったとは、この事。しかも原作がアフリカの女流作家で最年少で賞まで取っているチママンダ・アディーチェ。これは、もう!!でしょ?でも、一般劇場公開はされないし、いつの間にかビデオ・オン・デマンドで公開して、1週間後にDVDになって発売... これはヤバイパターン。そんな筈はない!!と見ましたよ。
1960年10月1日、ナイジェリアの都市ラゴスでは独立で湧き上がっていた。そこにロンドンから戻ってきたのが、裕福な家庭で育ったイボ人のオランナ(タンディ・ニュートン)とカイネネ(アニカ・ノニ・ローズ)という双子の姉妹(似てないけど)。2人は両親との食事もそこそこに済ませて、パーティに行く。そこには、イギリスからやってきたリチャード(ジョゼフ・マウル)が居た。カイネネはリチャードと会話をするが、わざとそっけない態度をとるカイネネ。そんなカイネネが気になるリチャードは、翌日に電話をして、デートする事になった。一方、オランナは大学の数学教授で活動家でもあるオボニデ(キウェテル・イジョフォー)の傍に移り生活を始める。しかし結婚は先送りにしていた。その事もあり、オボニデの母親はオランナが気に食わなかった。そんなオボニデの母の策略にハマってしまうオランナ。しかもナイジェリアは、クーデターが勃発しイボ人が殺戮にあい、内政が不安定となっていたのだ。オランナとオボニデも安定した生活を捨て逃亡しないとならなかった。命を守る為に。一方、カイネネは無事にリチャードと結ばれ、自分のキャリアウーマンとして成功していた。そんなオランナとカイネネの愛の軌跡を見届けていたのが、オボニデに雇われたハウスボーイのウグウ(ジョン・ボーイエガ)であった。彼はオボニデとオランナと共に戦火を逃れ、ずっと支えていたのだった...
ぜっーーーたいに面白い筈なんですがねー。なんだろう?昼ドラぽかった。日本の昼ドラでもあるよね、戦争時を舞台にした愛憎劇。あんな感じしたね。原作の方が面白い筈。上手くまとめられてないのかもね。戦争も姉妹の愛憎劇も話途中で終わった感じが強いね。舞台になったビアフラ戦争は、とても過酷で、アフリカで飢饉にあえぐガリガリの体なのに、おなかだけぽっこり出た子供のイメージはこの戦争からだった。それくらい、ビアフラの人々は過酷な状況下に居たのだけど、それは全く感じなかったかな。まあ非道だったのは、空港のシーンくらいかな?あとは、昼ドラぽかった。爆発ばかりでしたね。
まあ、タンディ・ニュートンは脱ぎっぷりがいい!こういう情熱的な役をやらせると良いんだよね、タンディは。でも一番印象に残ったのは、ジョン・ボーイエガ君かなー。『Glory / グローリー (1989)』の頃のデンゼル・ワシントンにしか見えない!っていうのもあるけれど、ボーナス映像で撮影風景が見れるんだけど、そこでずっーーとキウェテル・イジョフォーの一歩後ろにいて、観察していたのが印象的!虎視眈々の狙っている感じがしますね、彼のあの真っ直ぐな目からは!!という事で、また彼への期待度がアップした!
(8/10/14:3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)