今年のノーベル平和賞にはリベリアから女性二人レイマ・ゴーウィ(リーマ・ボウイー)とエレン・ジョンソン・サーリーフが選ばれた。計3人でいずれも女性。もう一人はイエメンの反政府活動家タワックル・カルマン。リベリアの2人はどこかで聞いた名前だと思っていたら、ドキュメンタリー映画「Pray the Devil Back to Hell / 日本未公開 (2008)」の主人公だった。
レイマ・ゴーウィはガンジーやキング牧師をお手本にした非暴力の活動を進めている女性。ここの記事を見るとセックスストライキで戦争を終結させたなんて興味本位で書いてあるけど、彼女の本当の素晴らしさは宗教を超えて、女性を集めて指導した点。キリスト教もモスリムも関係なく、女性達は戦争を終わらせようと終始頑張った。彼女達の粘りが話も聞こうとしなかったチャールズ・テイラー大統領を話し合いの場にひっぱりだした。しかしその話し合いが生ぬるい物だと感じとった彼女達は、もうひと踏ん張り。ピケを張り、ちゃんと話し合いをしろ!と、会場に男達を閉じ込めてしまったのです。その結果、国際的な平和維持軍がリベリア入りし、テイラー大統領が亡命。そして誕生した新しい大統領が今回一緒に受賞するエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領。
レイマ自身は元々ソーシャル・ワーカー。彼女自身も内戦で、3歳の息子と2歳の娘を連れ、しかも自身は7ヶ月の妊娠の時に7時間も走って実家まで逃げた経験がある。
レイマも最初は普通の女性。おめでとうございます!
Pray the Devil Back to Hell / 日本未公開 (2008)
Pray the Devil Back to Hell / 日本未公開 (2008) 687本目 - ::SOUL:: :ブラック・ムービー:Black Movie:(100本映画687本目)