フォレスト・ウィッテカーとレネー・ゼルウィガーというオスカー獲得&ノミネートという有名どころ2人が出演しているのにも関わらず、全く話題にもならなかった作品です。というのもメジャーではなくて、インディ映画という理由もある。アメリカでは映画祭のみの公開で、まだDVDは発売になっていない。ではなぜ鑑賞出来たか?ですって??それはなぜかDVDレンタルは始まっているからです。米版のDVD発売は後日控えているみたいです。そしてなぜかフランスでは劇場公開されている。でもこの手の感じ、フォレスト・ウィッテカーが出演している作品に最近多い。「The Experiment / エクスペリメント (2010)」もそうでしたね。そちらは無事に日本でも公開されましたが、こちらは無理でしょうかね?でもフォレスト・ウィッテカーはいつもいい演技を見せてくれてるんですよねー。この映画でも、精神病を患い、天使の存在を信じる男ジョーイを演じてます。レネー演じる女性ジェーンとは、精神病院で知り合ったという事が後で会話で明らかになる。レネー演じたジェーンは、元歌手だったが交通事故で下半身不随となり車椅子生活をしている女性。彼らの事は映画が進むにつれて、少しずつ明らかになっていきます。一様ロードムービー。カンザスからニューオリンズを目指す。途中から人が加わったりがありーぃの、車で追いかけたりがありーぃの、ドタバタありぃーの...普通のロードムービーですね。
フォレスト・ウィッテカーもレネー・ゼルウィガーも悪くない。むしろ良い。でも普通なんですよねー。最後はだいだい分かってしまいますしね。見所はレネーがボブ・ディランの歌を歌う所かな?あと、ブルースのロバート・ジョンソンのクロスロードの話が出てきて、なぜかフォレスト・ウィッテカーがロバート・ジョンソンを演じている!!!!!!!!最高っしょ。贅沢なのでその部分をスピンオフで長編映画で見たい程ですよ。でも映画全体として何か足りないんですよね。悪くは無いんですけど... 監督も「エディット・ピアフ」のオリヴィエ・ダアンなので、悪くはない筈。アニメとの融合もあって、映像的にも面白い。でも、普通なんだな。レネーがボブ・ディランの歌を歌うのが山場であって、でもボブ・ディランのファンには多分足らないと感じる筈。きっとレネーファン向けの映画なんでしょうね。
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)