Cast >> Anthony Mackie (Tommy), Forest Whitaker (Angel), Sanaa Lathan (Maggie), Nicole Ari Parker (Sophie), Mike Epps (Ben) ...
Director >> Philippe Caland
Writer >> Philippe Caland (story), Shintaro Shimosawa (screenplay)
Producer >> Forest Whitaker, Philippe Caland, Philippe Caland
Genre >> Horror
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 5 音楽 >> 4
"Wipe the trouble out and let the beauty in"
トミー(アンソニー・マッキー)と兄のベン(マイク・エプス)は酔っ払って車を運転中に何かにぶつかり事故となった。4年後、トミーは作家として成功していた。その本はトミーが事故で瀕死からの生き残りを書いた本であった。本のサイン会に訪れたのがエンジェル(フォレスト・ウィッテカー)で、トミーの本を何度も読み返した後があり、熱心にトミーの話を聞いた。1対1でのセッションを願い出たが、トミーはもうやっていないと断った。ベンがトミーの元に戻ってくる。誰からか追われ、12000ドルを要求されているという。ベンを救う為にトミーはエンジェルの誘いを受け入れた。お金のために。しかしそれがトミーの後悔となっていく...
オスカー俳優のフォレスト・ウィッテカーと、これからオスカーが期待出来るアンソニー・マッキーのスリラー作品。監督は『ボクシング・ヘレナ』のプロデューサーで原案者のフィリップ・カラン。カランの『The Guru & the Gypsy』を観たフォレスト・ウィッテカーと彼の映画制作のパートナーであるニナ・ヤンがリメイク。脚本はホラー畑の『519号室』のシンタロウ・シモサワが書き直している。オリジナルは見ていないが、この作品に関して言えばニュー・オリンズの独特な土着な雰囲気を生かしたスリラー作品である。確かに予測はつきやすいプロットではあるが、それでもフォレスト・ウィッテカーが精神状態ギリギリの男を演じているというだけで面白いのだ。こういう役をフォレストにやらせたらピカイチだ。元々、何をしでかすか分からない怖さみたいのをフォレストは秘めている。そしてアンソニー・マッキーが演じる混じりのない真っ直ぐな男。しかし彼にはニューオリンズ生まれらしく土着な神秘性があって不思議な色気がある。この2人に絡んでくるのが、問題を抱えているマイク・エプス演じるベン。最近のマイク・エプスはシリアスドラマで絶好調である。
ニューオリンズのバイユーに潜む魔物。3人の男達が不思議にそして時には不気味に輝くのであった。
(6/28/14:DVDにて鑑賞)