SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

陰日向に咲く (2008) 714本目

観たくて9時に全てを終わらしてテレビ鑑賞。単なる芸人の体験談が書かれた他の芸人本とは違ったあの原作が大好き。原作は号泣した。原作とはちょっと設定が違うし、話の進めかたも違う。でもキャスティングがいい。西田敏行のモーゼは存在感といい秀逸。宮崎あおいのひまわりのような可愛い存在がいい。ただジュピターさんの外国人の恋人は横須賀の海軍の大男だった筈で、スティーブ・オースティンとかバティスタみたいな男を想像していたので、あれは無かった。まあモーゼの大ぼらだから、あの程度で大男と吹いていたという事かもしれないけれど。
面白いんだけど、原作と比べるとパンチが足りない。原作者の劇団ひとりのそれぞれのキャラを上手くまわした感が無いのが映画版。アキバの恋とかも原作では上手く繋がってたのに。原作の切ってはいけない所を切ってしまった感もあり。故にブッツリ感があった。ひとりの世界観が映像になってなかったかも。

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(4点/5点満点中:TVにて鑑賞)