Soul Power / 日本未公開 (2008)
Cast >> James Brown, Bill Withers, BB King, the Spinners, Miriam Makeba, Celia Cruz and the Fania All-Stars, the Crusaders, Muhammad Ali, Don King, Stewart Levine, Hugh Masakela, George Plimpton, Stokely Carmichael
Director >> Jeffrey Levy-Hinte
Producer >> Jeffrey Levy-Hinte, David Sonenberg, Leon Gast
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
Say It Loud
1974年、世界中が注目するモハメド・アリとジョージ・フォアマンの一戦がザイールのキンシャサで行われようとしていた。そして同時に2人のプロモーターがジェームス・ブラウンやBBキングにビル・ウィザース等のアメリカの音楽を持ち込み、3日間に渡る音楽の祭典を企画した。そのドキュメント。
このイベントの主役は「ソウル」である。魂のある者がイベントに賛同して参加した。参加したジェームス・ブラウンは「これは素晴らしいムーブメントなんだ!」と目を輝かせる。ザイール(今はコンゴ)というアフリカの国に、アメリカの一流音楽家達が集まる。そこに至るまでのプロモーターの苦悩等も随所で垣間見れる。お祭りイベントで盛り上がる中、一番クールに装っているビル・ウィザースが一人スローな曲を歌い、そして「この気持ちを家に持ち帰りたいんだ」と話す。彼にとっての家とはアフリカでもあり、奴隷として先祖が連れて行かれたアメリカでもある。
音楽はふんだんに使われては居るが、それを期待した観客には少し足りなさを感じるかもしれない。
でもやっぱり主役はモハメド・アリかもしれない。彼がアフリカで記者達に語るシーンはやっぱり記憶に残ってしまう程に面白い。彼もまた熱い魂をもった人であり、パワー漲る人である。
(2/3/10:DVDにて鑑賞)