やばい。溜まってきた。映画は一杯見ている。ここの所、物凄く観ている気がする。きっと面白いテレビが放送していないせい(すぐ人のせい)。インターネットの環境も悪いので離れて、映画ばかり見てますわ(また人のせい)。
この映画を観た後に思った一言「お前それ本気で言ってるのかよ!」というオードリーの十八番の台詞。と言うのも、主演も監督も脚本も制作も担当した70年代のマンダムであるフレッド・ウィリアムソンが物凄くオヤジジョークを発しているんです。しかも言った後に観客の顔が浮かんだのか、してやったり顔。どや顔っていうんですか?受けてねーよ!とツッコミたくなります。まー、フレッド・ウィリアムソンによる、フレッド・ウィリアムソンの為の映画。何か一人だけモテてるし。というか、この映画の面子ではみんなモテる筈なのに!なぜかウィリアムソンだけ女性にモテてます。フレッド・ウィリアムソン「ハマー」が、同年代のジム・ブラウン「スローター」とリチャード・ラウンドトゥリー「シャフト」と、ジム・ケリー「黒帯ジョーンズ」という面子を呼んで作った作品。面子だけで期待出来るアクション映画になりそうですよねー。普通です。特に良いわけでもないし、特に悪い訳でもない。このDVDはなぜか画質だけはいいのもあって、最後まで普通に見られてしまいます。でも上手い訳じゃないですけどね。まー、音楽の使い方が下手。音楽自体は、80年代初期ぽいポップな感じだったり、ムーディな感じだったりと悪くないんですが、その使いどころが????な場面が多かったです。小屋に隠れる事になって、車から降りてその小屋に向かうまでになぜか物凄くムーディな曲。その曲、全く映像と合ってないので要らないでしょーという場面です。何だか恋人との場面なら分かるんだけど。緊迫してるのにムーディな感じ。不思議でしたねー。曲のかぶせ方が、まー下手。あと、ジム・ブラウンとフレッド・ウィリアムソンが登場するまでのシーンが長すぎ。車が走ってるシーンが、まーーー長い。ようやく目的地に到着したと思ったら、そこからも長い。しかもフレッド・ウィリアムソンだけジラすし。どこまで自分好きなんでしょ。あと面白かったのが、ジム・ケリーの冒頭のシーン。黄色と赤のレザースーツは目立ちすぎです。カラテ大会らしいんですが、カラテというより総合格闘技みたいな感じ。
とまあフレッド・ウィリアムソンが好き勝手にやっているのですが、なぜか憎めない。この映画ではそんなに4人共にカッコいい訳でもないんだけど、憎めない。やっぱりここまで築いた人達なので、強情さも仕方ないかなーと思えてしまうんです。最初に書いたオードリーのその台詞後に続く「そこまで言うほどお前の事嫌いじゃねーよ」的なんですわ。苦笑いで。
感想とあらすじはこちら。
(3点/5点満点中:DVDにて苦笑いしながら鑑賞)