One Down, Two to Go / ザ・リボルバー/怒りの38口径 (1982)
Cast >> Fred Williamson (Cal), Jim Brown (J), Jim Kelly (Chuck), Richard Roundtree (Ralph), Paula Sills (Teri), Laura Loftus (SalIy) ...
Director >> Fred Williamson
Writer >> Fred Williamson
Producer >> Fred Williamson
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
Some Other Time, Mojo!
チャック(ジム・ケリー)とラルフ(リチャード・ラウンドトゥリー)は西海岸代表対東海岸代表の空手大会で西代表の指導者として、ニュージャージーの会場に来ていた。しかし試合が進むにつれて、何かを感じたチャックは相手チームのロッカー室での会話を聞き、銃で腕を撃たれた。そしてチャックとラルフは追われる身となり、友人のカル(フレッド・ウィリアムソン)とJ(ジム・ブラウン)を呼ぶが...
ブラックスプロイテーションの主役が4人も揃った贅沢なアクション作品。しかし贅沢感は無い。フレッド・ウィリアムソンが制作から監督まですべて手がけた作品で、彼の映画は画質が悪いのが当たり前だが、この映画は結構良いのが驚きだ。プロットは普通なので普通に見られる。でもさすがフレッド・ウィリアムソンだな。台詞が笑ってしまう。「お前はカンフー(Kung-Fu)が上手いかもしれんが、俺はガンフー(Gun-Fu)の達人なんじゃ、ボケ!」という台詞に大笑いしてしまった。本気なのか?しかし、音楽の使い方がイマイチだ。音楽自体は正にこの映画が作られた70年代後半から80年代前半のポップさを感じる事が出来る。しかし使うところが間違っている。小屋に入っていく時になぜかとってもムーディーな曲だったりする。真面目なのか、ボケなのかを真剣にやるのが、彼等の魅力。こういう所がウィリアムソンかもしれない。
全盛期の栄光が抜けきれていないオヤジ達が、そのまま栄光を引きずって作っている。でも憎めない魅力があるのも確か。モテちゃえば、何でもありだ。
(9/18/09:DVDにて鑑賞)