Cast >> Fred Williamson (B.J. Hammer), Bernie Hamilton (Davis), Vonetta McGee (Lois), William Smith (Brenner), Charles Lampkin (Big Sid), Elizabeth Harding (Rhoda), Mel Stewart (Professor), D'Urville Martin (Sonny) ...
Director >> Bruce D. Clark
Writer >> Charles Johnson
Producer >> Al Adamson
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 5
Everybody is controlled by someone
ハマー(フレッド・ウィリアムソン)は、LAの港で働いていたが喧嘩に巻き込まれてクビになった。しかしその喧嘩で目を付けられて賞金稼ぎのボクサーになるように勧められ、シドニーのボクシングジムに連れて行かれた。プロフェッサー(メル・スチュアート)と呼ばれているトレーナーの下で学び、ロイス(ヴォネッタ・マッギー)が身の回りの世話をした。ボクシングで頭角を現すと、デイビス(バーニー・ハミルトン)という刑事から、シドニーの所に居ると厄介な事に巻き込まれると忠告を受けるが...
ハマーとは、主役のフレッド・ウィリアムソンがフットボール選手時代についたニックネームである。けれど、本作ではフットボールではなくボクシングをしている。残念ながら、アクションシーンは少なく、ボクシングのシーンが多い。そのボクシングシーンはオーソドックスだが、考えてみればこの映画はロッキー以前の映画。会場がロッキーの映画のように、全員が新人のハマーを応援しているのが面白い。台詞等も面白い台詞が多いし、キャスティングも申し分ないのだが、監督の采配不足が気になった。もうちょっと面白く作れたように思えるのだ。監督の情熱や勢いみたいのを画面から感じる事が出来なかった。
悪の上にも更に悪がいる。その人が言う「誰もが誰かに支配されているのだと」。世の中の悲しい現実を目の辺りにする。けれど、さらにもう一歩踏み込んだ映画のパワーを感じる事が出来なかった。
(7/5/08:DVDにて鑑賞)