前にも書いたんですが、どうしても週末の深夜にはブラックスプロイテーションが見たくなる。週末の深夜の雰囲気とピッタリ重なる気がする。やらなければならない事から解放されたリラックスした週末のウダウダ感が...
何か前に見た時よりも面白く感じたのはなぜでしょうか?中盤から俄然に面白くなりますよね。敵=白人みたいなブラックスプロイテーションの公式が崩れた辺りから... 後、ブラックスプロイテーションでは意外な南部が舞台。アラバマが舞台です。撮影は違うみたいですけど。フレッド・ウィリアムソン演じる都会で成功した主人公デューク・ジョンソンが戻ってくる所から始まります。まあ、ひと悶着ありまして... パム・グリア演じるヒロインのアレサと出会うが、故郷を離れ助けてくれなかったデュークに反発...またひと悶着ありまして... なぜかセクシーな胸元がガッツリ開いたドレスを着たアレサがデュークの家にビールを持って遊びいくと、シャツのボタンが外れていて胸のはだけたデュークの姿... ここでもうファンとしては「キターーーー!」と絶叫です。ホラー映画のラブシーン同様に、「これからこのカップルが殺される」のお約束シーンよろしく... デュークとアレサもストーリーをぶっちぎってラブシーンに突入していきます。フレッド・ウィリアムソンもパム・グリアも70年代を代表する大スター。テンション上がりますね。割りとこの手の映画にしてみたら、オーソドックスなラブシーンというか、普通なんですけど。
と、主役の2人も素敵なんですが、地味な脇役にも見ごたえがあります。ハーレーを演じたバーニー・ハミルトンの哀愁もいいし、デュークの友人役のサルマス・ラシュララの濃厚な髭も素敵だ。最初から最後まで悪役だったTJ役のトニー・キングもいい。「ロッキー」程見所ないけどカール・ウエザースも出てる。手下だったら何か一番硬派だったサム役の人も気になる。子役のスティーブも芸達者。
まあでもブラックスプロイテーションの王道です。派手なアクションシーンがありーの、ラブシーンがありーの。でも最後には硬派でドラマチックな展開になり... そこがたまらない。そこがフレッド・ウィリアムソンのマンダムなロマンというか... 好きなんですよねー、そういう所。
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(4.25点/5点満点中:DVDでウダウダしながら鑑賞)