Hit Man / 日本未公開 (1972)
Cast >> Bernie Casey (Tyrone Tackett), Pam Grier (Gozelda), Lisa Moore (Laural Garfoot), Roger E. Mosley (Huey) ...
Director >> George Armitage
Writer >> Ted Lewis (novel), George Armitage
Producer >> Gene Corman
Genre >> Action
総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 5
Hit Man, Hit Man whatchu gonna do 'bout the situation?
タイロン・タケット(バーニー・ケーシー)は、兄が死んだという知らせを受けて、オークランドから久々にロサンジェルスの街に戻ってきた。知らせをくれた売春婦で兄の恋人の女の所に行くが、どうもつけられている。兄の娘ロシェル(キャンディ・オール)に会いに行き、一緒にオークランドで暮らそうと話すが、友達がいるのでロサンジェルスに居たいと断られる。兄の死に疑問を抱いたタイロンは、兄の友人等の助けを借りて、独自に捜査していくと、街の大物やポルノ会社に結びついていき...
70年代にブラックスプロイテーション映画の主役として活躍した元フットボール選手バーニー・ケーシーの出世作。この映画が公開された前年度にイギリスで公開されたマイケル・ケインの「狙撃者」のリメイク。そしてパム・グリアが主役を張る前の出演作としても知られている。プロデューサーはパム・グリアを一躍スターにしたロジャー・コーマンの弟ジーン・コーマン。
物語はブラックスプロイテーションの原型とも言うべき「復讐」物語。バーニー・ケーシーもジム・ブラウン同様に元フットボール選手なので、そのマッチョイズム溢れたアクションと性的神話に満ち溢れた作品。そして何と言っても、そのロケーションが個性的。ワッツタワーが舞台になるだけで、この映画の個性となってしまうのである。そして最後のロサンジェルス港での大スペクタクルな捕り物劇は最高だ。
アフロ、車、銃、ソウル、女、パム・グリア、裸、ライオン、ブラック・パワー、裏社会、暴力に復讐。70年代ブラックスプロイテーションの原型が全てつまっている。
(7/26/13:TV放映にて鑑賞)