Cast >> Charles S. Dutton (Ralph), Jasmine Guy (Charlie), Gavin Allen (Aremis Slake), Kevin Artis (Joseph), Kim Staunton (Miss Hartley), Hattie Winston (Aunt Anna Mae) ...
Director >> Gilbert Moses
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
Voice from Underground
13歳のアラミス(ギャビン・アレン)は、母親から捨てられて叔母のアナ・メエ(ハティ・ウィンストン)と住んでいた。近所のフレンドシップ・センターの手伝いをし、知的障害者のジョセフ(ケビン・アーティス)を連れて地下鉄で人々が置いていく物を拾い集めて芸術品にしていた。ある日アラミスは、近所のいじめっ子達に追いかけられた。それに気がついたジョセフが道に飛び出し...
教育を目的に作られた映画である。それでもチャールズ・S・ダットンやジャスミン・ガイ等の良く知られた俳優が出ているせいか、教室だけでなく自分のリビングルームで見ていても肩肘を張らずに楽しめてしまう作品だ。元々は「地下鉄少年スレイク」という子供向けの小説に作られた作品なので、そのメッセージも分かり易い。ただ、小説では白人の男の子が主役だったが、今回は黒人の男の子が主役になっている。また、地下鉄を舞台にしているので、そこに居る人たちの姿が興味深い。コーヒーショップで働く面倒見のいいチャーリーという女性、そしてヴェトナム戦争によって車椅子生活を送っているラルフという男。彼らは、アメリカのメインストリームというよりも、やはり地下の人々。その人たちの言葉もダイレクトに伝えているのも興味深い筈だ。
大人だってこの世の中を1人で生きていくのは、かなりタフなのに、子供には尚更。でもその頑張る姿を見ると、自然と力が湧いてくる。
(3/17/02:TV放映にて鑑賞、3/18/08:DVDにて鑑賞)