Finding Buck McHenry / 日本未公開 (2000) (TV)
Cast >> Ossie Davis (Mack Henry), Ruby Dee (Mrs. Henry), Ernie Banks (Ollie Johnson), Michael Schiffman (Jason Ross), Duane McLaughlin (Aaron Henry) ...
Director >> Charles Burnett
Writer >> Alfred Slote
Producer >> Robert Halmi Jr., Robert M. Heller, Lin Oliver
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Black Man's Pain
ジェイソンは野球が大好きで地元のリトルリーグにも所属していたが、知識だけで才能は無かったのでレギュラーにもなれず、ついにチームからも見放された。落ち込んでいたときに、学校の用務員をしているマック・ヘンリー(オシー・デイビス)が慰めてくれた。ジェイソンは大好きな野球カードの店で、ニグロリーグで活躍したが突然リーグから消えたバック・マクヘンリーという投手のカードを見つけたが、それが思わぬ方向へと発展していく...
大好きなチャールズ・バーネット監督の映画に大好きなオシー・デイビスとルビー・ディ夫妻が出演。嫌いになる筈が無いと...思っていた。もちろん見た後も嫌いじゃない。でも私にはちょっと子供ぽいかもしれないと感じた。チャールズ・バーネット監督の一番好きな部分が台詞に頼らない所。彼の映画にはいつもスクリーンに映る強い印象と絵が魅力的なのだ。もともとが児童書なので分かり易い設定に台詞は、バーネット監督の最大の魅力が生かされていないと感じた。また子供の感情的過ぎる演技にも興ざめしてしまった。しかしやっぱりオシー・デイビスが池で告白するシーンと、ルビー・ディが子供達に説得するシーンは見もの。主役の男の子が違っていれば、だいぶ違う映画になるかもと感じた。主役の男の子が出ているシーンはアンバランスなのだ。
オシー・デイビスの台詞で「黒人男性の痛みだよ」というのがある。子供達には余りにもストレートじゃないかと感じた。心に引っ掛かったこの台詞は、チャールズ・バーネット監督らしさを感じる事が出来ずに私も辛かった。
(06/06/09:DVDにて鑑賞)