ヤバイですよ。やっぱり予想通りにヒラリー・クリントンが再生してきている。テキサス州での予想%も以前は5%近くの開きがあってオバマが有利だったのに、今は0.5%と全然差がなくなってきている。また、オハイオでも一時期は3%の開きと差を縮めたのに、今は5%近く開いている。なぜか??
ヒラリーが「サタデー・ナイト・ライブ」などの有名なテレビ番組に出まくった。後は、ルイス・ファラカーンのオバマ支持の表明が意外にオバマには打撃になっている様子。
オハイオでの投票の鍵を握るとされている白人男性(というか、オハイオだけじゃないし、今に始まった事じゃないとも思うけど)が、人気番組「60ミニッツ」でインタビューを受けていた。1人の男性は「オバマに投票したいけれど、彼のモスリム疑惑がスッキリしない」と話していた。インタビューアーも「でもオバマはそれを否定していて、違うって知ってるんでしょう?」と問いただしたが「分かってる。でも...」とスッキリしない顔をしていた。
この「60ミニッツ」が中々でした。オハイオのチリコティという小さな町は、オハイオ...いやアメリカを代表するような町で、農業から工場まで揃っているらしい。でもここ4年は度重なる工場閉鎖により失業者も増えている。上でオバマに投票したいけど...と話していた男性も、その1人で父親の代から働いている工場からリストラされたらしい。彼は泣きながらその現状について語っていた。他にも黒人のおばあちゃんが居て、その人はヒラリーを支持しているらしい。理由は「ビル・クリントンの時に経済が好調だったので、ビルが経済の面でアドバイザーになれば、景気も回復する筈」という理由。うーん、やっぱりオバマは1人じゃなくて、2人と戦ってるんだわ。そのおばあちゃんの支持理由は、うちの夫も心配していた。「みんなビルに投票するつもりでヒラリーに投票するんだよね」って。
あ....ドキドキしてきた。
勝たなくてもいいから大差で負けなければいいって事も分かってるんだけど....
ドキドキしてきた。
オバマへの攻撃が激しいけれど、それでも立て直しているのだけど... 何か覇気が無いような。今までの勢いが無いような。
ここで確認して安心させているのだけど...
また話は変わるのだけど、A&Eというチャンネルが教育者向けに製作したバラク・オバマのドキュメンタリーを見た。今まで見たどの映像よりも、オバマ本人を知るいい材料になった。なぜ政治家を目指したのか、そして父との関係、家族への思い、その他色々。2歳で家族を捨てたとされているオバマの父の意思が、彼を政治家の道に向けさせた事。外野からは自分のアイデンティティをごちゃごちゃと言われ悩んだけれど、父の祖国であるケニアにてそのアイデンティティを確立した事、ハワイに居た時に娘が病気になって家族を優先したので、銃に関する法案の投票の際に出席出来なかった事など... 大変為になる映像。オバマの妹やミシェル・オバマの兄弟とかもオバマについて語ってます。この番組面白いのでキープしておこうと思ったら、DVDには焼けないようにコピーガードがしてあるのだ。知っていたら、普通にビデオで撮ったのに...
実は最後の投票に出席出来なかったという部分は、ヒラリーによって中傷CMとしてテキサスやオハイオでも流されている。もし大統領の家に朝3時にアメリカ市民に関わる大事な電話がかかってきたとして、家族が理由で電話に出る事が出来なかったら... という内容。オバマはそのお返しに、全く同じ内容で電話が掛かってきて、またもしイラク戦争賛成という決断をしたら?とやり返している。
いかん、いかん。ネガティブになってはいけない。ここに来てグンとスーパー代議士の数も増えているし、オハイオでの集会もヒラリーと同じ会場で開催した際には、3倍の観客を呼び寄せたというし、信じましょう...
ヒラリーは娘のチェルシーをかなり使っている様子。チェルシーの演説を見たけれど、彼女もそのうち政治家になりそうな感じ。クリントン家はまだまだ政治に関わってきそうだなって思いました。でもまさか、サタデー・ナイト・ライブで復活してくるとは...
そのサタデー・ナイト・ライブですが、白人のアジア人のミックスのコメディアンがオバマを演じているので、ちょっとだけ批判を受けてます。元々SNLには、毎回黒人のレギュラーコメディアンが1人だけなのが問題だと思うのですが...
あ、ドキドキする。