いや〜、別に仕組んだ訳じゃないんですが、上と見事にタイミング良くなりましたね。
上では孤独なロマンを感じる男だったフレッド・ウィリアムソンが主演・脚本・監督・製作と、映画の軸全てを1人でこなしたウエスタン映画です。
とは言え... 共演にリチャード・プライヤーです。クレジットはされてませんが、プライヤーの台詞はすべてプライヤー本人が考えたとか。
となれば、ウェスタンコメディ映画なんですね。
寡黙でマッチョでハンサムなフレッド・ウィリアムソンと、オシャベリで華奢で愛嬌のあるリチャード・プライヤー。ウィリアムソンは、何事にも真剣に取り組むが、プライヤーは全てを得意のオシャベリでこなしていく... 陰陽の2人がお互いを巻き込み必要とする。
と分かりやすく面白いんですけどね。何せ見た目がチープ。でも繰り返されるテーマ曲が、これまたチープ感漂う軽いポップ調の曲なのだけど、ちょっとだけファンクぽくもあり、頭にこびり付きます。で、その曲が流れる時に出てくるポスターと同じ雰囲気のストーリーを説明したような絵がいい感じです。
この時代にもなぜか多くのウエスタンが作られているんですよね。大体がこのウィリアムソンかジム・ブラウンが主演なんですけど、ビル・コスビーが主演のもあるんですよね。ウエスタンは苦手だったんですが、これから頑張って克服してきたいですわ。この時代のは、やっぱりブラックスプロイテーションに影響されていてるんですね。昔、ハーブ・ジェフリーズが主演だった頃のとは、だいぶ趣が違いますね。
感想はこちら。
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)