The Haunted Mansion / ホーンテッドマンション (2003) 1867本目
Do you believe in ghost?
あのエディ・マーフィがディズニーと組んだ。リブート版鑑賞のタイミングで、そういえばこの作品を観ていないかもと手に取ってみた。公開当時、かなり批判されていた記憶がある。それもあったし、この時期、私は育児であまり観れていない作品が多かったりする。20年の時を経て観た結果...
ルイジアナ州にて妻と「エヴァース&エヴァース」という不動産会社を経営しているジム・エヴァース(エディ・マーフィ)は、結婚記念日でも仕事というと顧客からのリクエストを断れずにいた。案の定、家に帰ると怒っている妻のサラ(マーシャ・トマソン)。週末こそは家族で湖に出かけて楽しもうと提案するジム。そんな時に、サラの元に家を売りたいとの電話が入る。どうしてもサラに週末に来て欲しいと言われる。ジムは貰った住所で大喜び。大豪邸が並ぶ地域なので、湖に行く前に少しだけ行こうというジムだったが...
実にシンプル。最近は、複雑なプロット過ぎて穴がある物語があったりするが、これは物語もシンプルで分かりやすい。この幽霊たちが浮かばれずに住みつく”ホーンテッドマンション”に行きつく過程も分かりやすい。シンプル過ぎなので、1時間20分ほどしかない。それだけコンパクトにまとめているので、最後まで飽きない。コンパクトな分、登場人物も少な目でテンポも良い。しかもテンポが良いので、エディ・マーフィの早口が絶好調で合っている。善と悪が分かりやすいので、子供でも楽しめる。子供向けなのだが、特殊メイクアーティストのリック・ベイカーが手掛けたゾンビや幽霊は本格的なのも良い。だからこそ時を経てカルト化しているのだ。
ディズニーランドのホーンテッドマンションは、毎回行くほど好きというアトラクションではない気がする。でも必ず一回は経験するであろう、取りあえず一回は行くアトラクション。私は、乗り物に乗る前に通された部屋で経験する仕掛けが好きだ。だけど、一度も怖いと思ったことはない。怖いホラーは寝れなくなるタイプなので、私でも非日常が楽しめる、いい意味でディズニー色が強い。本作も怖い訳ではないけれど、エディの面白さと魅力を再発見できたし、テレンス・スタンプの良い演技が観れて満足である。凄く好き&良いという作品ではないかもだけど、もう一回くらい何かのタイミングで観たい作品である。エディも「これぞエディ」という感じだ。アトラクションと同じくあっという間に終わるテンポの良い1時間20分だし、最後も爽快感がある。そういう意味では、いい意味でディズニーのアトラクション感がある。
(4点/5点満点中)
The Haunted Mansion / ホーンテッドマンション (2003)