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What Men Want / 日本未公開 (2019) 1680本目

ザ・王道ラブコメ『What Men Want』

メル・ギブソン主演『ハート・オブ・ウーマン』を、タラジ・P・ヘンソン主演で性別入れ替えでリメイクした作品。性別入れ替えリメイク、最近の流行りだよね。『潮風のいたずら』をリメイクした『Overboard』もそうだった。監督は、『ロック・オブ・エイジズ』のアダム・シャンクマン。脚本は、『Drumline / ドラムライン (2002)』や『ATL / 日本未公開 (2006)』のティナ・ゴードン・チズム他。プロデューサーに、『Think Like A Man / 魔法の恋愛書 (2012)』のウィル・パッカーなど。

大手スポーツエージェントでバリバリに働くアリ(タラジ・P・ヘンソン)。昇進間近だと自分でも実感できるほど、仕事には自信があった。しかし、会社は男社会。仲間はずれにされているのを常に感じ、女性であることが昇進できない理由だと思っていた。そして昇進に失敗。NBAのドラフト1位指名候補のジャマール(シェーン・ポール・マッギー)を顧客として獲得出来れば、今度こそ確実に昇進出来ると確信した。そして、プライベートではバーテンダーのウィル(オルディス・ホッジ)と一晩過ごすが、息子が居ると知りそそくさと去ってしまう。そして、友人たちが呼んだ霊媒師(エリカ・バドゥ)が入れたお茶を飲んだところ、トリップ状態になり、羽目を外したクラブで踊っていたら頭を打ってしまう。目覚めたら、男性たちの心の声が聞こえるようになっていた...

と、リメイクなんだけど、割りと設定を変えている。最近のリメイクって割りとそのままのことが多いので意外。ウィル・パッカーらしい、棘がない今どきなコメディ。ウィルの息子の「ワカンダ・フォーエバー!!」のシーンは面白かった。あの位の若い子が「ワカンダ・フォーエバー!」をやることに大きな意味がある!あと、スポーツエージェントが舞台になっているので、カメオが多い!でもなぜかNBA選手ばかり。アトランタ・ホークスのジョン・コリンズとか、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール=アンソニー・タウンズ(これに続き2度目!)に、引退したグラント・ヒルや、『Uncle Drew / アンクル・ドリュー (2018)』にも出ていたリサ・レスリーシャキール・オニールが出演。と、NBA選手の名前で文字数を割いた。と、余り書くことが無いんですわ。まあ普通の思った通りのラブコメエリカ・バドゥはこういう作品よりも、『The Cider House Rules / サイダーハウス・ルール (1999)』のような作品の方が彼女の才能を発揮できるかも。霊媒師ぽさはあるんだけどね。相手役のオルディス・ホッジは合っていた。彼は本当に恋愛作品上手い。なぜか彼が映画とかで恋愛していると、頑張れ!と思っちゃう。応援したくなる。相手の受け止めかたが優しい。少女漫画に出てくる何でも分かっているカッコいい主人公みたい!そして何かと話題のピート・デヴィッドソンが出ているが、身長高くて驚いた。気になったので調べたら、183㎝-188㎝とハッキリした数字が出てこない。見た感じだと188㎝ありそう。と、またどうでも良い事で文字数割く。

なんていうか、普通のラブコメです。普通に笑える感じの。でも、私が1年後この映画の事で思い出せるとしたら、相手役のオルディス・ホッジのことでしょう。っていうか、なんでタラジ・P・ヘンソントレイシー・モーガンの2ショットポスターがあるんだろう?ここまでトレイシー・モーガンの名前が出ないほど、映画にはあんまり関係ない役。ちなみにジャマールの父役。ポスターセンスないよね。野球2つ持ったタラジ。まあ、何か色々と意味あるんだろうけど(多分下ネタも?)、酷い。

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(3.25点:1680本目)