美しい海に浮かぶバハマが色々と台無し!『Live Cargo』
ターコイズブルーの美しいカリブ海の浮かぶバハマが舞台の作品。バハマでも小さい島が舞台。TVシリーズ『Atlanta / アトランタ (2016-Present)』や映画『Dope / DOPE/ドープ!! (2015)』等で活躍中のラキース・スタンフィールド(キース・スタンフィールド名義もある)が出演。実はこれ自分のホームページに載せるかどうか結構悩んだ。監督・脚本は白人のローガン・サンドラーという人で、ラキース・スタンフィールドは2番手・3番手辺りで主役という訳でもない。でもバハマが舞台だし、ロバート・ウィズダムという人が好演していたので載せた。
ルイス(ラキース・スタンフィールド)とその妻ナディーンがバハマについた。妻ナディーンの知り合いロイ(ロバート・ウイズダム)が2人を迎える。ロイは島の有力者。ルイスとナディーンがバハマに来た理由は、出産したばかりの赤ちゃんが死亡し、少しでも悲しみを癒し、そして2人の仲を取り戻す為だった。島には身寄りもない白人の男マイロンが居て、島でルールを破るドウボーイの元で働いていた。ロイはマイロンに気を掛けていた。マイロンはナディーンが気になっている。ナディーンが綺麗なのもだが、島で唯一の白人同士というのもあると察する。ルイスとナディーンが益々すれ違っていく。そして島にはハリケーンがやってきた。
これね、残念な事に全編モノクロなんですよ。もうそこが本当に残念で残念で... インディ映画なので、個性的なのは分かる。モノクロでこの映画の雰囲気や趣や緊張感を出したかたったのもよーーーーく分かる。でも100歩譲っても、せっかくのバハマの美しい海を綺麗なカラーで観たかった!というのが本音。逆にカラーの方が効果的だっただろうなーと。嗚呼あんなに美しい海なのに嵐で荒れちゃって...とか、嗚呼あんなに美しい海なのにこんな酷い事が...と、もっと悲観的に思えただろうなーと。
話もね、最後結局あれで良いのか?と思ってしまうんですよね。ルイスとナディーンにとっては良かった事かもしれないけれど... うーーーーんと悩んでしまうね。嗚呼良かった!とは私は決して思えませんでした。タイトルLive Cargo=人の密輸でも分かるようにバハマの社会問題にも取り組んでいるんですが、それも何だかスッキリしないんだな。
嗚呼美しくて熱い情熱的なバハマを感じたかった!ね?シドニー・ポワチエ大使!!!(バハマはポワチエの故郷で以前は日本の特命大使)同じバハマが舞台なら、『Rain / 日本未公開 (2008)』の方がバハマの事をもっと知れるし、美しいし、断然に面白かった!
Live Cargo / 日本未公開 (2017)(3.5点:1547本目)