Cast >> Maurice Clarett, Jim Tressel
Director >> Jeff Zimbalist, Michael Zimbalist
Producer >> Andrew Billman, Colby Gottert, Jeff Zimbalist, Michael Zimbalist
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> N/A 演出 >> 4 音楽 >> 4
"Hope for me"
オハイオ州ヤングスタウン。鉄鋼工場の町であり、住民は殆どが鉄鋼工場に勤めていた。しかし1977年にヤングスタウンを襲ったのがブラック・マンデー。工場が閉鎖で40,000人が職を失った。そこで生まれ育ったのがモーリス・クラレット。高校でフットボールの才能を開花。そんなヤングスタウンにある大学でフットボールのコーチをしていたのがジム・トレッセルだった。トレッセルはヤングスタウンの大学を勝利に導いた名将だった。そのトレッセルがオハイオ州一番の人気大学オハイオ州立大に移動。どの大学からも引く手あまたであったクラレットは、トレッセル率いるオハイオ州立大に進路を決めたのだった...
大学フットボールの強豪チームであるオハイオ州立大。多くの優秀なNFL選手も数多く輩出している。それ故にオハイオ州の誇り。オハイオ州じゃないけれど、うちの近所にもオハイオ出身の人がいるのか、家の周りはオハイオ州立推しの圧が凄い家がある。このドキュメンタリーでも「オハイオではフットボールをやっていた俺の方が上だよ」と、同じオハイオ出身で友人でもあるレブロン・ジェームスについて語っていたが、実際にそうであった。そんな環境でスーパースターとなったモーリス・クラレット。色々と問題になった時にメディアで見た印象とは全く違う青年であった。普通の少年がフットボールの才能があった故の成長過程と運命。政治的な事にも絡まれてしまったのだ。助けようと思って手出ししたジム・ブラウンの失敗。色々な事が彼を蝕んでいく。
しかしクラレットは一貫として素直で率直であった。だから間違えた事もある。夢破れても彼はやはり素直に率直に道を正していく。スポーツの精神力の真髄を観た。だからこそこちらも素直に率直に頑張れって応援したくなる。
(7/20/15:VODにて鑑賞)