今回もどーんと3本まとめて公民権運動関連をいきまーす!
- Voices of Civil Rights / 日本未公開 (2005) (TV) 1374本目
俳優のメキー・ファイファーが司会というか案内人みたいな形で登場。この「Voices of Civil Rights」は大きなプロジェクトで、アメリカ議会図書館のサイトでも読む事が出来る(映画とは違う)。本も出版されていて、この映画というかテレビで放送された作品も、そのプロジェクトの一つ。もうタイトル通りで、公民権運動に参加した一般人やその家族の証言が集められている。「なんでそこに行けないの?」と子供の頃に思った。などの素朴でありながら、その通りである質問など、難しくない一般人の語り口調で語られているので分かりやすい。ここで語っている人たちの殆どが、ウィキペディアのページなど存在しない人々。しかし彼等もまた重要な公民権運動の戦士であった。
感想など。
(4点/5点満点中:6/13/15:DVDにて鑑賞)
- Mississippi State Secrets / 日本未公開 (2002) (TV) 1375本目
前にも観た『Spies of Mississippi / 日本未公開 (2014)』と同じく「ミシシッピー主権コミッション」についてのドキュメンタリー。「ミシシッピー主権コミッション」はクー・クラックス・クランみたいな個人団体じゃなくて、州からお金が出ていたいちよう政府団体。っていうだけでもミシシッピー州がいかに公民権では大変な地であったかが分かる。なので割りと早くから公民権運動は始まるんだけど、まあ大変。NAACPの代表であるメドガー・エバースが自宅前で暗殺される。その犯人は全て白人男性の陪審人で無罪。2回も裁判が行われたが2回とも同じ結果。90年代になって逮捕&禁固刑。ミシシッピーのネショバ郡で起きた公民権運動家3人が行方不明&殺された事件でも、このミシシッピー主権コミッションが事件解決を妨げていた。そんな中ですよ!キング牧師が同地を訪れて「今この瞬間、私を囲んでいる人の中に殺人者がいると信じてますがね」と、滅茶苦茶怒った感じでカッコいい発言をしている映像がありました。この映像は最高の瞬間でしたね!大事な事なので太字にしました。この映像だけで見たもん勝ちです!
(4.25点/5点満点中:6/14/15:DVDにて鑑賞)
- Crossing The Bridge / 日本未公開 (2006) (TV) 1376本目
こちらは映画『Selma / グローリー/明日への行進 (2014)』でも描かれたセルマからモントゴメリーまでの行進で、いく手を阻まれた橋”エドムンド・ぺタス橋”を渡るという意味について語れております。3回に渡って行われた行進が刻々と描かれている。特に一番最初の行進の映像が、特報として、放送中の番組を割って中継された映像が最初から見れるのは珍しい。当時のセルマ市長が、マーティン・ルーサー・キングと言おうとして、マーティン・ルーサー・クーン(クーンは黒人蔑視語)と思わず口を滑らす映像とか... この市長も当時を振り返っております。
この作品に関するページが無いんですよ。でもタワーレコードで見つけました!
(4点/5点満点中:6/14/15:DVDにて鑑賞)
Mississippi State...とCrossing the...は共にIMDBのエントリーが無いので登録しておりません。