Cast >> Eric Davis, Darryl Strawberry, Chris Brown (archive), Royce Clayton, Lenny Harris ...
Director >> Bryan Coyne
Producer >> Eric Davis, Darryl Strawberry, J. Mark Fowler, Diane Sokolow
Genre >> Documentary
総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> N/A 演出 >> 4 音楽 >> 4
”We fed off of each other, whether it was good or bad”
エリック・デイビスとダリル・ストロベリーはロサンジェルスのサウスセントラルで育った。お互いに野球選手として将来が期待されていたが、別の高校に通っていた。大会で2人は出会い、意気投合。ドラフトでは2人共に上位で指名されると言われていた。ストロベリーは1位で指名されたが、デイビスは8巡目での指名であった。デイビスはマイナーリーグでのスタートとなり失望した。しかも小都市を回るマイナーリーグは堪えた。ストロベリーも1位というプレッシャーとホームシックに悩んだ。そんな2人は共に地元サウスセントラルの「ハーヴァード・パーク」にて春のトレーニングキャンプを開催する事にした。他にも選手が集まるようになり、地元の少年達も参加するようになった。82年から94年まで、彼らが「プログラム」と呼ぶキャンプが続けられたのだった...
大都市ロサンジェルスでも悪名高いサウスセントラルにあるのが「ハーヴァード・パーク」だ。この公園を挟んで、一方がクリップスの縄張りならば、もう片一方はブラッズの縄張り。なので、子供が遊ぶ筈の公園でもイザコザが絶えず、銃弾が飛んでくる事さえあった。しかしデイビスとストロベリーにとって、そこは故郷であった。夢を叶えてプロの野球選手となったものの、そこにはプレッシャーと現実が待っていたのだった。しかし彼らにはお互いが居た。誰よりも理解してくれる友でありライバルでもあった。同じ重い病を患うほど、2人は不思議な運命で結ばれていたように感じる。
最後、ハーヴァード・パークで2人きりで会話をする。その会話は最高に楽しく、そして最高に感動する。スポーツを通して培われた最強で最高の友情を目の当たりにする感動。あんな会話が出来る2人を羨ましく感じてしまうのであった。
(8/27/14:DVDにて鑑賞)