Cast >> Paul Robeson (Narrator / Vocalist), Fred Johnson (Fred Hill, farmer), Mary George (Hill's Wife), John Rennick (Hill's Son) ...
Director >> Leo Hurwitz, Paul Strand
Writer >> Leo Hurwitz, Paul Strand, Ben Maddow
Producer >> Leo Hurwitz, Paul Strand
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> 4 演出 >> 5 音楽 >> 5
"We don't forget that, NEVER"
1940年代当時、アメリカは労働組合の闘争で自由が奪われていたと5年掛けて作られたドキュメンタリー映画。ナレーションと歌をポール・ロブスンが担当。
世界第2時戦時、産業スパイが激化していた。スパイ達は勢力を伸ばしていた労働組合を潰す目的で送り込まれていたのだ。ミシガンでは農家が殺され、オハイオでも男性が何者かに殺され、アーカンソーでは男性2人が殺された。フロリダでは労働組合に賛成していた者たちが3人もクー・クラックス・クランによってリンチ死という残虐な目にもあった。それらを当時の映像ドキュメントと、再現映像やドラマタイズにより、労働組合の闘争を描いている。当時、このような政治的なドキュメンタリーは無く、画期的なことだった。そして戦争が終わり、ハリウッドの赤狩りが行われるようなると、彼等は真っ先に疑われたのであった。それにより、5年もかけたこの映画はほぼお蔵入りとなったのだ。
映画は娯楽から政治的へ。その先を行った彼等は迫害された。今では超リベラルで常に先を行くハリウッドだが、昔は保守的であった。そんな時代の歪みがうかがえるドキュメンタリーなのだ。
(7/23/14:DVDにて鑑賞)