About Last Night... / きのうの夜は… (1986) おまけ
「About Last Night / 日本未公開 (2014)」としてケビン・ハートとマイケル・イーリーがリメイクしたので、その前に予習。公開当時...というか、後になってビデオで高校生の時に見た。その後に20歳そこそこで9歳も年上の男と付き合った時に、その男がやたらとこの映画がナンバーワンだ!と言っていた。正直「はあ?」って思ってた。若かったので、黒人のくせになんでこの映画が一番なんだよ!とも思った(今はそうは思わないよ)。若かったね、私も... 今になって見てみると、さすがに1番じゃないけど良い!
この頃のデミ・ムーアとロブ・ロウって、スクリーン上の最高のカップルだったよね!この映画のラブシーンとか最高!デミのおっぱいも今と違って自然体で良い。そして2人は「セント・エルモス・ファイアー」では恋人同士じゃないんだけど、バーのシーンとかはお似合いだったよね。ロブ・ロウとメア・ウィニンガムは無理がある。まあその無理感がおとぎ話ぽくて良いんだけど。と、やっとこの映画でロブ・ロウと結ばれてくれた!という感じ。でも実際には「セント・エルモス・ファイヤー」で共演したエミリオ・エステベスとデミは付き合ってたんだよねー。いや、エミリオとも「ウィズダム」という最高の映画を作ってくれていていいカップルだった。今でも共演出来ちゃう位だしね。でもやっぱりスクリーンで見る80年代のベストカップルといえば、デミ・ムーアとロブ・ロウの2人。2人共に、まあ正直言って、80年代的派手さがあるよね。完全にハイになってますよーっていう。分かるかな?ザ・80年代!!なのよ、2人は。80年代の象徴。その2人がデビット・マメットの洗礼された戯曲にぴったりとハマッた。デミといえば奔放で尖がった役がお似合いだったけど、この映画ではとっても洗礼されている女性を演じている。一夜だけの女なんて、男は本気にならないわよ!って割り切っている所が見事。サバサバしていてガッツついてないし、引き際も見事。だから男は追いたくなっちゃう。今のデミにもそれだよ!って... 引いて追いかけてこないようなら、諦めた方が良い。それはもう彼にとっては無理っていう証拠。っていうのを分かってない人は多いよね。私も若い頃はそうだったー。でもさ、自然に引ける時がやってくるさ。今の夫の時がそう。自然に引いたね。っていうのを思い出させてくれる映画。
アメリカの祝日で、どれだけの時が2人に過ぎているのか分かるのも、この映画の好きな所。エドワード・ズウィックは苦手な監督の1人だけど、この映画だけは好き!というか、デビット・マメットと、デミ・ムーアとロブ・ロウが良いんだよね。おーーーっと、忘れちゃいけない!ジム・ベルーシが良いんだよねー。ミスター・ナンセンス!ロブ・ロウとのオープニングの会話が最高。ロブ・ロウのアパートにブルース・スプリングスティーンのポスターがあるのも、ザ・80年代だよねー。いやー、80年代やっぱり最高!!さ、リメイクは期待にこたえてくれるのかしら?ロブ・ロウ→マイケル・イーリーは納得。文句無し!デミ・ムーアからジョイ・ブライアント...は、ジョイ・ブライアントがどれだけ思いっきりよく演じているかが鍵。ジム・ベルーシからケビン・ハートは、うんうん。でもケビン・ハートがいい所でちゃんと引いているかも鍵。レジーナ・ホールは無難にやってくれると思う!期待するなっていうのが無理だよねー。
(5点満点:DVDにて鑑賞)